俵万智

1962年12月31日生まれ、大阪府北河内郡門真町（現・大阪府門真市）出身。
早稲田大学第一文学部在学中に歌人の佐佐木幸綱に出会い短歌を始め、歌誌「心の花」に入会。卒業後も神奈川県立橋本高校で国語を教えながら作歌を続け、1986年に「八月の朝」で第32回角川短歌賞を受賞。1987年に上梓した第1歌集『サラダ記念日』が大ヒットし、1988年に同作で第32回現代歌人協会賞を受賞。2003年に『愛する源氏物語』で第14回紫式部文学賞、2006年に『プーさんの鼻』で第11回若山牧水賞、2020年に『未来のサイズ』で第36回詩歌文学館賞（短歌部門）を受賞。日常で誰もが抱くささやかな気持ちを親しみやすい言葉で綴った短歌は、多くの読者からの共感を得ている。また短歌のほかにも、エッセイ、評論、小説、紀行など幅広く執筆活動を続けている。