西村賢太
西村 賢太/1967年-2022年/小説家
1967年7月12日生まれ、東京都江戸川区出身。町田市立中学校卒。
2004年に同人雑誌発表の「けがれなき酒のへど」が『文學界』に転載されデビュー。2007年、『暗渠の宿』で第29回野間文芸新人賞を受賞。2011年、「苦役列車」で第144回芥川龍之介賞を受賞。作品形態は私小説で、『苦役列車』をはじめ、作者自身を思わせる人物・北町貫多を主人公にした作品を数多く発表している。藤澤清造の歿後弟子を自称し、『根津権現裏』の復刊や『藤澤清造短篇集』刊行に尽力した。
主な作品
- 『どうで死ぬ身の一踊り』(2006、講談社)
- 『苦役列車』(2011、新潮社)
- 『一私小説書きの日乗』(2013、文藝春秋)
- 『やまいだれの歌』(2014、新潮社)
- 『芝公園六角堂跡』(2017、文藝春秋)
居住期間
1978年から中学校を卒業するまで町田で過ごした。
町田との関わり
父の逮捕が原因で両親が離婚した後、母の仕事の関係で市内に転入した。この頃のことを、「週刊文春」2011年2月24日号掲載のインタビュー「新・家の履歴書」で以下のように述べている。
夜逃げ同然の引っ越しから三カ月ほどして、六年生に進級する春休み中に東京都下の町田のコーポに引っ越しました。当時の町田は至るところで造成が進んでいた新興住宅地で、絵に描いたようなベッドタウン。江戸川や船橋とは百八十度異なる、明るい雰囲気の街並が気に入りました。
当館との関わり
- 展覧会
- この街の現在―ゼロ年代の町田若手作家たち―展
会期:2016年4月16日から6月26日
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