川田総七
川田 総七/1915年-1952年/詩人
1915年2月3日生まれ、南多摩郡町田町原町田(現・東京都町田市原町田)出身。
原町田にあった造り酒屋・川田酒造の長男として生まれる。1932年から「椎の木」(第3次)に「暦」「死の面貌」「天使の群」を発表し、翌年には第1詩集『希臘の海』を刊行。「L'ESPRIT NOUVEAU」(ボン書店版)、「詩学」「VOU(第一次)」「純粋詩」「文藝汎論」などに詩を発表した。1935年に扇谷義男とともに隔月の詩誌 「祝火」を創刊。家業を営みながら詩作に励み、新たな現代詩が模索される時代に若手詩人の一人として活躍した。また、俳句も嗜み、岩佐東一郎が詩人仲間の俳句誌として創刊した「風流陣」にしばしば俳句や句会報告を寄稿した。1952年1月23日、結核のため37年の生涯を閉じた。
主な作品
- 『希臘の海』(1933、私家本)
- 『若き蛇』(1936、青林書房)
- 『窓』(1937、昭森社)
- 『庭柴』(1939、風流陣発行所)
居住期間
生涯を町田で過ごした。
町田との関わり
五十嵐達孝や下村照路らと七頭会を結成した。
当館との関わり
- 展覧会
- 開館記念展 ことばの森の住人たち―町田ゆかりの文学者展
会期:2006年10月27日から2007年3月4日 - 刊行物
- 2006年度展覧会図録『ことばの森の住人たち―町田ゆかりの文学者』
(2006年96ページ、有料販売)
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