三浦しをん
三浦 しをん/1976年-/小説家・エッセイスト
撮影:タカオカ邦彦
1976年9月23日生まれ、東京都出身。
早川書房の入社試験で提出した三浦の作文を読んだ担当者のすすめでBoiled Eggs Onlineのサイトにおいて読書エッセイ「しをんのしおり」の連載を始める。早稲田大学第一文学部卒業後、外資系出版社の事務のアルバイトなどを経て、2001年まで町田市内の古書店「高原書店」に勤務(同店は2019年に閉店)。2000年に長編小説『格闘する者に○』で小説家としてデビュー。2006年に、町田市をモデルにした架空の都市・まほろ市を舞台にした小説『まほろ駅前多田便利軒』で第135回直木三十五賞を受賞。20代での受賞は史上4人目であった。2012年に『舟を編む』で第9回本屋大賞、2015年に『あの家に暮らす四人の女』で第32回織田作之助賞を受賞。太宰治賞、手塚治虫文化賞、直木三十五賞など様々な文学賞の選考委員を務める。
主な作品
- 『しをんのしおり』(2002、新潮社)
- 『まほろ駅前多田便利軒』(2006、文芸春秋社)
- 『神去なあなあ日常』(2009、徳間書店)
- 『舟を編む』(2011、光文社)
- 『ののはな通信』(2018、KADOKAWA)
資料写真
「まほろ駅前多田便利軒」初稿原稿
「まほろ駅前多田便利軒」原稿※2011年に展示のため書いていただいたもの
居住期間
1986年から約20年間玉川学園に居住した。
町田との関わり
小説「まほろ駅前」シリーズでは町田市をモデルにした架空の都市「まほろ市」を舞台に描いた。
『増補改訂版 全国文学館ガイド』では町田市民文学館についてエッセイを寄せている。
この文学館のいいところは、企画に熱心な点だけではありません。喫茶コーナーや、町田に関連する小説などを閲覧できるサロンがあり、近隣住民の憩いの場として、立ち寄りやすい雰囲気を醸しだしているのです。いつ覗いても、じいちゃんばあちゃんや学生さんが、涼んだり暖を取ったりしながら、企画展を見たりサロンで休憩したりしています。(中略)
決してお高くとまっていない、あたたかくて熱心な文学館が、市民とともにある。だから私は、町田ってやっぱりいい町だなあと思うのです。ぜひ町田へ、町田市民文学館へ、お気軽に遊びにいってみてください。
――――――――「町田市民文学館は、いいところ。」より
当館との関わり
- 展覧会
- 映画公開記念 三浦しをん―THE MAKING OF まほろ駅前多田便利軒―展
会期:2011年4月16日から7月3日
- 三浦しをん『まほろ駅前番外地』ドラマ放送記念 まほろの〈住人十色〉展
会期:2012年12月18日から2013年3月31日
- まほろ駅前シリーズ3部作、完全上映記念 三浦しをん「まほろ駅前」展
会期:2016年3月4日から3月6日、3月11日から3月13日
- この街の現在―ゼロ年代の町田若手作家たち―展
会期:2016年4月16日から6月26日
注記:掲載している情報につきましては極力調査いたしましたが、お気づきの点がございましたらご連絡ください。
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町田市民文学館ことばらんど
電話:042-739-3420
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