赤川次郎
赤川 次郎/1948年-/小説家
1948年2月29日生まれ、福岡県福岡市出身。
会社員として勤めながら趣味で小説を執筆していたが、小説を書き続けるための目標として出版社が主催する文学賞などに投稿するようになり、1975年にテレビ朝日のドラマ「非情のライセンス」のシナリオ募集に入選。翌年、『幽霊列車』で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、小説家としてデビュー。1978年に刊行された『三毛猫ホームズの推理』は、猫が探偵役として推理をする異色のミステリとして脚光を浴び、その後シリーズ化され現在でも続く人気作となっている。その他にも「三姉妹探偵団」シリーズや「杉原爽香」シリーズなど、軽妙なユーモア・ミステリを数多く発表。『セーラー服と機関銃』や『探偵物語』をはじめ、映像化された作品も多く、10代の若い世代を中心に長く読み継がれている。近年では、政治や社会問題にも目を向け、若い世代のために警鐘を鳴らしていくことを新たな使命としている。1980年に『悪妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞、2006年に第9回日本ミステリー文学大賞、2016年に『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。
主な作品
- 『三毛猫ホームズの推理』(1978、光文社)
- 『セーラー服と機関銃』(1978、主婦と生活社)
- 『三姉妹探偵団』(1982、講談社)
- 『冒険配達ノート 夢から醒めた夢』(1986、角川書店)
- 『東京零年』(2015、集英社)
資料写真
原稿「展示室」 注記:2013年に図録掲載のため書いていただいたショートショート
居住期間
1987年から9年間、玉川学園に居住した。
町田との関わり
2013年赤川次郎展の図録掲載のインタビューにおいて玉川学園での日々を回想している。
町田は東京都にしては緑が多いところだし、もともと山になっているところの一番上に家を建てたので、編集者が夜中に都心から原稿を取りに来るのには結構遠かったようですね。たぬきに遇ったりして編集者はびっくりしてました。
当館との関わり
- 展覧会
- ミニ展示「赤川次郎“三毛猫ホームズ”の世界展」
会期:2012年5月15日から7月22日
- 赤川次郎展 三毛猫ホームズから愛をこめて
会期:2013年10月19日から12月23日
- 刊行物
- 2013年度展覧会図録『赤川次郎展 三毛猫ホームズから愛をこめて』(2013年88ページ、有料販売)
注記:掲載している情報につきましては極力調査いたしましたが、お気づきの点がございましたらご連絡ください。
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