渡辺有一
渡辺 有一/1943年-/絵本作家
撮影 タカオカ邦彦
1943年11月12日生まれ、旧満州出身。
日本デザインスクール商業デザイン科卒業後にデザイン会社に就職するが、絵本作家を目指して退職。武蔵野美術短期大学に入学し、油絵などを学ぶ。1975年『ふうせんくじら』でデビュー。1983年『ねこざかな』でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、1985年『はしれ、きたかぜ号』で第8回絵本にっぽん賞、2010年『すやすやタヌキがねていたら』(文・内田麟太郎)で第15回日本絵本賞を受賞。1982年に1作目が刊行された「ねこざかな」シリーズは、ねこがさかなの口の中に入っているというユーモラスなキャラクターで人気を博し、現在までに20作以上続いている。同作は、テレビ東京で「ぴったんこ!!ねこざかな」としてアニメ化もされた。あたたかくユーモアあふれる文と、水彩絵の具を使用した色鮮やかで伸び伸びとした絵で人気を集めている。
主な作品
- 『たろうとつばき』(1978、ポプラ社)
- 『ねこざかな』(1982、フレーベル館)注記:「わたなべゆういち」名義
- 『はしれ、きたかぜ号』(1985、童心社)
- 『すやすやたぬきがねていたら』(内田麟太郎・文)(2009、文研出版)
- 『ギンジとユキの1340日』(2014、文研出版)
資料写真
原画「はしれ、きたかぜ号」
原画「ねこざかなのおしっこ」
居住期間
1978年から在住。
町田との関わり
次男の誕生を機に、二子玉川のマンションから町田の一戸建てに転居した。
当館との関わり
絵本原画をご寄贈いただいている。
- 展覧会
- ひらけ!ときめく絵本たち―わたなべゆういち展―
会期:2010年7月24日から10月3日 - ことばらんどお宝紹介第6弾:わたなべゆういち「ねこざかな」シリーズ絵本原画ミニ展示(1階文学サロンミニ展示)
会期:2019年3月19日から4月21日 - ニコニコ絵本原画展
会期:2020年9月19日から12月20日、2021年1月9日から4月4日 - ことばらんどお宝紹介第11弾:渡辺有一『おれはワニだぜ』絵本原画ミニ展示(1階文学サロンミニ展示)
会期:2020年9月29日から11月1日 - 祝・わたなべゆういち生誕80年 ねこまみれ展(1階文学サロンミニ展示)
会期:2023年10月3日から12月28日
- 刊行物
- 町田ゆかりの児童文学作家紹介 わたなべゆういち(2019年8ページ、無料配布)
町田ゆかりの児童文学作家紹介 わたなべゆういち(PDF・809KB)
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