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若林牧春
若林 牧春/1886年-1974年/歌人・詩人
1886年9月11日生まれ、東京府南多摩郡町田村本町田(現・東京都町田市本町田)出身。
本名・岡部軍治(旧姓・若林)。筆名に暁花・星骨がある。文学青年であった兄の影響で、幼少より詩歌に親しむ。青山師範学校(現・東京学芸大学)を卒業し町田の教壇に立った1907年頃から、「文章世界」「昴」などに作品を投稿。北原白秋に師事し、
「朱欒」「地上巡礼」「烟草の花」「曼陀羅」に参加。同じ白秋門下の河野槇吾の「秦皮」創刊に協力、のち「多磨」が創刊されると同時に多摩短歌会に属した。1953年、「中央線」会友となる。1907年から1963年までの作品、短歌、長歌を収めた唯一の歌集『冬鶯集』を1965年に刊行。日常環境に詩境を求め、正しい諧調を信条とした。庭園に白秋の『渓流唱』にちなみ渓流唱秘苑と称した。1974年6月29日、87年の生涯を閉じた。
主な作品
『冬鶯集』(1965、白玉書房)
居住期間
1910年頃まで居住。終戦後2年間、町田へ戻る。
町田との関わり
町田尋常高等小学校(現・町田市立第一小学校)で教壇に立つ。
町田第三小学校校歌、町田第四小学校、緑が丘小学校校歌(2002年3月31日閉校)、南第一小学校校歌、南第三小学校校歌、忠生第六小学校校歌(2003年3月31日閉校)、町田第一中学校校歌、都立町田高校校歌の作詞を手がけた。
下村照路と町田歌話会を結成。
当館との関わり
- 展覧会
- ことばの森の住人たち―町田ゆかりの文学者 展
会期:2010年1月31日から3月28日
- 刊行物
- 2006年度展覧会図録『ことばの森の住人たち―町田ゆかりの文学者』(2006年96ページ、有料販売)
注記:掲載している情報につきましては極力調査いたしましたが、お気づきの点がございましたらご連絡ください。