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八幡城太郎
八幡 城太郎/1912年-1985年/俳人
1912年3月26日生まれ、神奈川県相模原市出身。
本名・神部宣要。日蓮宗方運山青柳寺に生まれる。早稲田大学文学部国文学科で、会津八一に英語を、嶋田青峰に俳文学を学ぶ。1935年から俳句を始め、義澤すくね、日野草城に師事する。俳誌「芝火」などの編集をしながら映画監督を志していたが、1942年に兄が急逝し僧職を継ぐこととなり断念。住職を務めるかたわら、活発な文学活動を行った。日野草城門下。1953年に「青芝」を創刊。「青芝友の会」には、斎藤昌三、川上澄生、笹沢美明、十和田操、乾直惠、藪田義雄、城左門、那須辰造、岩佐東一郎、石川桂郎、野田宇太郎、八木義徳、宮柊二、小林清之介など数々の文学者や美術家、書誌研究者などが参加した。1985年1月4日、脳溢血のため72年の生涯を閉じた。
主な作品
- 『念珠の手』(1967、青芝俳句会、家蔵本限定百部)
- 『八幡城太郎華甲句集 愛するための雑唱』(1972、青芝俳句会)
- 『相模野抄』注:復刻版(1973、青芝俳句会)
- 『まんだらげ』(1976、青芝俳句会)
- 『阿修羅』(1979、青芝俳句会)
- 『飛天』(1983、青芝俳句会)
資料写真
短冊「落葉掃き」
色紙「いのちなりける」
町田との関わり
野田宇太郎とともに「町田ペンの会」創設に尽力した。
当館との関わり
旧蔵書や「青芝」に掲載された作家たちの直筆原稿、書簡など旧蔵資料をご遺族からご寄贈いただいた。
- 展覧会
- 開館記念展 ことばの森の住人たち―町田ゆかりの文学者展
会期:2006年10月27日から2007年3月4日 - 「八幡城太郎と俳誌「青芝」の人々―多摩の文学空間その1」展
会期:2008年2月9日から3月30日 - 刊行物
- 2006年度展覧会図録『ことばの森の住人たち―町田ゆかりの文学者』(2006年96ページ、有料販売)
- 文庫
- 「青芝」八幡城太郎文庫(旧蔵書)
町田市立図書館システム登録外資料
青芝・八幡城太郎文庫漢籍コレクション目録(PDF・1,252KB)
関連リンク
注記:掲載している情報につきましては極力調査いたしましたが、お気づきの点がございましたらご連絡ください。