八木重吉
更新日：2021年5月17日
八木 重吉／1898年-1927年／詩人
1898年2月9日生まれ、東京府南多摩郡境村相原（現・東京都町田市相原町）出身。
大戸学校（現・町田市立相原小学校）に入学し、5年生から川尻尋常高等小学校（現・相模原市立川尻小学校）へ進学。神奈川県師範学校（現・横浜国立大学）時代に英語の勉強のため日本メソジスト鎌倉教会のバイブルクラスに通い、1919年に駒込基督会で洗礼を受けた。東京高等師範学校を卒業後、英語教員となりこの頃盛んに短歌を作る。1922年に島田とみと結婚。この頃から詩作に専念し、1925年には第1詩集『秋の瞳』を刊行した。これが縁で「詩之家」や「日本詩人」などに作品を発表したが、29歳の若さで病死。没後、生前自選の詩集『貧しき信徒』が、再従兄の作家・加藤武雄の尽力で出版された。1927年10月26日、結核のため29年の生涯を閉じた。
主な作品
- 『秋の瞳』（1925、新潮社）
- 『貧しき信徒』（1928、野菊社）
- 『八木重吉詩集』（1948、創元社）
- 『花と空と祈り』（1959、彌生書房）
- 『八木重吉全集』（1982、筑摩書房）
資料写真
色紙「「幸福」を失ふたひとは」
居住期間
1898年から14年間、相原に居住した。
町田との関わり
『秋の瞳』に収められた作品や「ふるさとの川」（『貧しき信徒』所収）には、身近な町田の自然が描かれている。
当館との関わり
- 展覧会
- 開館記念展 ことばの森の住人たち―町田ゆかりの文学者
会期：2006年10月27日から2007年3月4日 - ことばの森の住人たち―町田ゆかりの文学者 展
会期：2010年1月31日から3月28日 - 開館10周年記念 八木重吉 ―さいわいの詩人―展
2016年10月22日から12月25日 - 刊行物
- 2006年度展覧会図録『ことばの森の住人たち―町田ゆかりの文学者』
（2006年96ページ、有料販売） - 2016年度展覧会図録『八木重吉 ―さいわいの詩人―展』
（2016年72ページ、販売終了）
関連リンク
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