五十嵐浜藻

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更新日:2021年5月17日

五十嵐いがらし 浜藻はまも/1772年-1848年/俳人

1772年生まれ、武蔵国多摩郡大谷村(現・東京都町田市南大谷)出身。
波間藻とも。祖父・祇室ぎしつや父・梅夫ばいふの影響で俳諧に親しみ、特に小林一茶、井上士朗、夏目成美らと交流を持った。1804(文化元)年には梅夫と6年間に及ぶ西国行脚の旅に出、女性だけの連句集『八重山吹』を編纂。1813年に刊行された『万家人名録』には、当時の俳人600余名の中に「東都人五十嵐梅夫女」として肖像画とともに収められている。一茶に「乙鳥よ紅粉が足らずば梅の花」や「門口や先ず愛嬌のこぼれ梅」など濱藻を詠んだ句がある。また、別所真紀子氏による浜藻を主人公にした小説『つらつら椿 浜藻歌仙帖』(2001年、新人物往来社)、『残る蛍 浜藻歌仙帖』(2004年、新人物往来社)、『浜藻崎陽歌仙帖』(2019年、幻戯書房)などがある。
なお、梅夫には、同じく俳諧行脚の途上で各地の俳人と巻いた連句109巻を収めた『草神楽』がある。

資料写真

当館との関わり

  • 展覧会

開館記念展 ことばの森の住人たち―町田ゆかりの文学者展
会期:2006年10月27日から2007年3月4日

  • 刊行物

2006年度展覧会図録『ことばの森の住人たち―町田ゆかりの文学者』(2006年96ページ、有料販売)
『翻刻「八重山吹」-武州大谷村 五十嵐濱藻の連句集』(2012年98ページ、有料販売)
『翻刻『草神楽』-武州大谷村 五十嵐梅夫の連句・発句集』(2015年247ページ、有料販売)
『五十嵐祇室・梅夫・浜藻来簡集-附 五十嵐家三代(祇室・梅夫・浜藻)全句集及び年譜稿-』(2018年112ページ、有料販売)

    注記:掲載している情報につきましては極力調査いたしましたが、お気づきの点がございましたらご連絡ください。

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    町田市民文学館ことばらんど

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    ファックス:042-739-3421

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