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和田傳
和田 傳/1900年-1985年/小説家
1900年1月17日生まれ、神奈川県愛甲郡南毛利村(現・神奈川県厚木市南毛利)出身。
1918 年早大高等予科入学。同級に横光利一、吉田一穂、佐藤一栄、友田恭助らがいた。1920年文学部入学。吉江喬松教授により仏文科が創設され、初期農民文学者でもあった同氏を慕って入学、以後師事した。同期に井伏鱒二、中山義秀がいた。1923年、「早稲田文学」に「山の奥へ」を発表。同年秋から、本間久雄と第二次「早稲田文学」の編集に携わるとともに執筆生活を始めた。1924年吉江喬松、石川三四郎、中村星湖らの農民文芸研究会に参加。1927年「農民」創刊。1938年に『沃土』で第1回新潮社文芸賞を受賞。同年、有馬頼寧(農相)を中心に農民文学懇話会結成、幹事長に就任。1954年に日本農民文学会の初代会長に就任。1980年に勲四等旭日小綬章を受章。一貫して農民の生活を書き続けた。1985年10月12日、85年の生涯を閉じた。通称「わだでん」。
主な作品
- 『沃土(改訂新版)』(1938、砂子屋書房)
- 『大日向村』(1939、朝日新聞社)
- 『鰯雲』(1957、池田書店)
- 「門と倉 第一部」(1972、家の光協会)
資料写真
色紙「掬水月在手」(1979.12.1)
居住期間
1928年から1932年まで南大谷に居住した。
町田との関わり
東京府下原町田南大谷に居住し、私立町田高等女学校(現・都立町田高校)の非常勤講師として週2回国語を教えていた。
当館との関わり
- 展覧会
- まちだ作家博覧会展
会期:2009年4月25日から7月5日 - 刊行物
- 2006年度展覧会図録『ことばの森の住人たち―町田ゆかりの文学者』(2006年96ページ、有料販売)
注記:掲載している情報につきましては極力調査いたしましたが、お気づきの点がございましたらご連絡ください。