木本正次
木本 正次/1912年-1995年/ジャーナリスト・小説家
1912年10月5日生まれ、徳島県海部郡牟岐村(現・牟岐町)出身。
1935 年毎日新聞社に入社し、報道部長、ラジオ報道部長、整理部顧問、編集委員、出版局参与などを歴任。ジャーナリストとしての経験を背景に、在職中から新鷹会の同人として大衆小説・ノンフィクション小説を執筆し、1960年には「刀塚」が第43回直木三十五賞候補作となった。1964年に毎日新聞連載小説として発表された『黒部の太陽』は、三船敏郎、石原裕次郎の共演により映画化され大きな反響を呼んだ。綿密な取材に基づいて執筆された作品は、各界から高い評価を得た。1995年1月26日、82年の生涯を閉じた。
主な作品
- 『黒部の太陽』(1964、毎日新聞社)
- 『香港の水』(1967、講談社)
- 『反逆の走路―小説豊田喜一郎』(1968、毎日新聞出版)
- 『砂の十字架 鹿島人工港ノート』(1970、講談社)
- 『小説出光佐三 燃える男の肖像』(1982、日刊工業新聞社)
居住期間
1968年から亡くなるまで本町田に居住した。
当館との関わり
- 展覧会
- 開館記念展 ことばの森の住人たち―町田ゆかりの文学者展
会期:2006年10月27日から2007年3月4日 - 刊行物
- 2006年度展覧会図録『ことばの森の住人たち―町田ゆかりの文学者』
(2006年96ページ、有料販売)
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