蕗谷虹児
蕗谷 虹児/1898年-1979年/画家・詩人
1898年12月2日生まれ、新潟県新発田町(現・新潟県新発田市)出身。
本名・蕗谷一男。15歳で上京し、尾竹竹坡の内弟子として日本画を学んだ。竹久夢二の紹介で1920年から「少女画報」に挿絵を描き始め、その詩情あふれる繊細な抒情画により、大正から昭和にかけて少女たちに夢を与え絶大な人気を博した。1922年に野口雨情の推薦により初めての詩画集『銀の吹雪』を刊行。その後4年の間に次々と詩画集を発表し、いずれも熱烈な支持を得た。1924年に発表された詩「花嫁人形」は、その後杉山長谷夫の作曲により童謡にもなった。1954年には、アニメーションスタジオ「東映動画スタジオ」設立にも参加。アニメーション映画の監督もつとめた。1979年5月6日、急性心不全のため80年の生涯を閉じた。
主な作品
- 『二つの幻影』(1923、三徳社)
- 『睡蓮の夢』(1924、交蘭社)
- 『銀砂の汀』(1924、交蘭社)
- 『雫の真珠』(1925、白揚社)
- 『花嫁人形』(1967、講談社)
資料写真
色紙「花嫁」(複製)
色紙「つゆ草」
居住期間
1954年に転入し、玉川学園に約20年間居住した。
当館との関わり
- 展覧会
- ことばの森の住人たち―町田ゆかりの文学者 展
会期:2010年1月31日から3月28日
- 開館五周年記念 孤愁の詩人・画家 蕗谷虹児 展
会期:2011年10月15日から12月18日
- 刊行物
- 2011年度展覧会図録『開館五周年記念 孤愁の詩人・画家 蕗谷虹児展』
(2011年96ページ、有料販売)
関連リンク
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