風しん
「風しん」って、どんな病気?
風しんウイルスの感染によって起こる感染症で、春先から初夏に流行しやすいと言われています。
また、妊婦さんが妊娠初期に風しんにかかると、赤ちゃんにも感染し、「先天性風しん症候群」という病気にかかってしまうことがあります。症状は耳が聞こえにくい、目が見えにくい、生まれつき心臓に病気がある、発達がゆっくりしているなどです。
症状について
潜伏期間2週間から3週間の後、突然の全身性発疹、発熱、リンパ節の腫れなどが出現します。通常は5日程度で軽快しますが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症をひきおこすことがあり、大人は発熱や発疹の期間が子供に比べて長く、重症化することがあります。
感染経路について
主に飛沫感染で感染します。感染させる期間は発疹の出る7日前から発疹が出た後5日目位まで感染力を持ちます。
予防について
有効な予防は、風しんワクチン接種です。生まれてくる赤ちゃんを先天性風しん症候群から守るため妊婦さんとそのパートナーの予防は特に重要です。外出後の手洗い、うがい、咳エチケットに留意することや急な発疹や発熱などの症状が出た場合は、早めに受診するようにしましょう。また受診する時はマスクをして医療機関に電話した上で受診するなど感染を広げないよう気をつけましょう。
妊娠の可能性のある方については、先天性風しん症候群のおそれもあるため、周りの人から感染しないよう十分な注意が必要です。
定期予防接種では、麻しん・風しんの混合ワクチン(MRワクチン)として接種します。ワクチンは2回接種を行うことによって、確実に免疫を獲得できることと、免疫の低下を防ぎ、その効果を長く持続させることができます。また、定期接種を受けられなかった19歳未満の方に対して、フォロー接種を実施しています。詳しくは以下リンクをご覧ください。
対象:第1期は1歳から2歳未満。第2期は小学校就業前の1年間(年長児のお子さん)
MR(麻しん風しん混合)定期予防接種を受けていない方のフォロー接種(外部サイト)
対象:2歳以上19歳未満で定期予防接種の対象にあてはまらない
このページの担当課へのお問い合わせ
保健所 保健予防課
電話:042-722-0626
ファックス:050-3161-8634