ジカウイルス感染症

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更新日:2024年4月1日

ジカウイルス感染症って、どんな病気?

蚊を媒介とする感染症のうちのひとつです。中南米を中心に多数報告されています。日本でも16例のジカウイルス病の症例が確認されており、いずれも流行地への渡航歴がある症例です。

症状について

2日間から12日間の潜伏期間の後、症状が出てきます。その症状は軽度の発熱、体にぽつぽつとした発疹が出たり、関節が痛くなったり、筋肉が痛い、頭が痛い、結膜炎といって目が赤くなったりします。発疹はかゆみを伴うことが多いとされています。また、大半の人は症状が出ないのでわからないまま終わってしまいますが、妊娠初期に感染すると赤ちゃんに影響が出ることがあります。

感染経路について

媒介となる蚊が、ジカウイルスを保有している人間や動物の血液を吸血することでウイルスを保有し、この蚊が人間(非感染者)を吸血する際にウイルスをうつします。

予防について

利用可能なワクチンはありません。
流行地域・時期に、蚊に刺されないような予防対策をとることが重要で、皮膚が露出しないように、長袖シャツ、長ズボンを着用し、裸足でサンダルを履かないようにすることも必要です。薄手の繊維の場合には服の上から吸血されることもあること、足首、首筋、手の甲などの小さな露出面でも吸血されることがあることにも注意しましょう。虫除けスプレー(昆虫忌避剤)の利用も効果的です。
また、ジカウイルス感染症は、蚊媒介感染症が主ですが、性行為による感染についても、感染事例が報告されています。流行地から帰国した男女は、感染の有無に関わらず、少なくとも6か月間は性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。
ジカウイルスは母体から胎児への垂直感染として、小頭症などの先天性障害を起こす可能性があるといわれています。

このページの担当課へのお問い合わせ
保健所 保健予防課

電話:042-722-0626

ファックス:050-3161-8634

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