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町田市障がい理解促進啓発事業「共生社会への道~ KJA道場の夢 自由に遊び、成長を見守る場に~」を開催しました(2024年12月1日)

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更新日:2024年12月18日

町田市は、2024年12月1日に、町田市民フォーラム3階ホールにて、町田市障がい理解促進啓発事業「共生社会への道~KJA道場の夢 自由に遊び、成長を見守る場に~」を開催しました。講師は、全日本柔道男子監督の鈴木桂治氏。鈴木氏は、町田市内で障がいがある子もない子も通える「KJA道場(keiji Judo Academy)」を主宰されています。

登壇されたのは、鈴木桂治氏と、KJA道場で指導している武井俊裕氏。講演と、道場での柔道教室の様子の画像投影、質疑応答、最後に講師の指導による柔道体験を行いました。

講演では、鈴木氏ご自身の体験や、思いなどを語っていただきました。以前から幼稚園や保育園で子どもたちに柔道を指導されていた鈴木氏が、道場を開くきっかけとなったのは、第4子が障がいを持って生まれたこと。どんな子が生まれても安心できる世の中になってほしい、「障がいを持つ子どもが、他の子に迷惑をかけてしまう」という不安を持っているお父さんお母さんが、気軽に通えて、気軽に預けられる場所を作りたい、と思ったそうです。そして、「障がいを持っている子がこう、障がいを持っていない子がこう、じゃなくて、みんなが同じ空間で同じことをすることに意味があると思っています。」と語ってくださいました。

質疑の時間には、「子どもたちの指導と、全日本柔道男子監督の二刀流について、心のあり方は。」という質問が出ました。鈴木氏の回答は、「日本代表は、世界一を目指すチームとして大体の形はできているけれど、子どもたちに教える柔道は形がない。全く違う柔道スタイルなので、両方面白くて、両方に全力で取り組めると思っています。」

最後は、お待ちかねの柔道体験。まずは、鈴木氏と武井氏によるデモンストレーション。次に、武井氏の指導で、2人の方が武井氏を背負い投げ。投げた方からは、「爽快」という感想をいただきました。そして、鈴木氏が、希望された方を次々と投げてくださいました。投げられた方は皆、笑顔でした。

事業実施後のアンケートでは、「すべての子どもが安心して生きていける社会という言葉が心に残った」、「講師の方の、実体験に基づいたお話が聞けて良かった」、といった感想をいただきました。