プロジェクトの歩み

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更新日:2023年10月13日

かつての南町田

1950年代

昔の南町田

南町田(鶴間)は、周辺エリアと合わせて、南多摩郡南村という小さな村でした。現在の南町田グランベリーパーク駅周辺は、山林と田畑がほとんどを占め、緑いっぱいの里山風景が広がる農村でした。山林からは炭や薪などの燃料を調達し、国策によって杉やヒノキが植えられていました。その名残は、今も鶴間公園の森の中に残されています。炭や薪の需要が減ると既存樹林は田畑に変わり、やがて東名高速道路の開通や東急田園都市線・南町田駅(2019年10月に南町田グランベリーパーク駅に改称)開通に伴って、急速に近代化を遂げていきます。

年表
  • 1954年 南多摩郡南村と南多摩郡町田町が合併
  • 1958年 町田・鶴川・忠生・堺が合併して町田市が誕生

1970年代

駅とともに栄えたまち

南町田駅が開通したのは1976年(昭和51年)。前年の1975年(昭和50年)に南町田第一土地区画整理組合事業換地処分が行われ、現在のベース(造成)が整いました。宅地開発も進み、郊外住宅地として高度経済成長を支える若いファミリー層が次々と転入しはじめます。また1979年(昭和54年)には既存樹林を活かした都市公園「鶴間公園」が開園しました。

年表
  • 1975年 南町田第一土地区画整理組合事業換地処分を実施
  • 1976年 南町田駅開通
  • 1979年 鶴間公園が開園

2000年代

グランベリーモールの開業

2000年(平成12年)にアメリカ郊外のオープンモール型を採用した大型商業施設「グランベリーモール」、2006年(平成18年)に「シネマコンプレックス/オアシススクエア」がオープン。南町田は住宅地としてだけではなく、商業地としても賑わいました。

年表
  • 2000年 「グランベリーモール」開業
  • 2006年 「シネマコンプレックス/オアシススクエア」開業

2010年代

プロジェクト前の南町田

2006年(平成18年)には、ほぼ現在の形になった南町田駅周辺。開業当時の南町田駅周辺の人口は約5300人でしたが、2016年(平成28年)の人口は約1万7000人。この40年で約3倍となりました。
渋谷まで田園都市線1本で出ることができ、良好な街並が維持されていることや、駅前に商業施設や映画館、すぐ隣には緑豊かな都市公園もある南町田エリアは、過ごしやすく暮らしやすいまちに成長しました。
また、2016年(平成28年)4月には、国道16号町田立体事業の立体部が開通するなど、地域の動脈となる道路も次々と整備されました。また、駅の北口広場が整備されたことにより、町田駅方面や空港行きなどの路線バスで、多方面へ便利にアクセスできるようになりました。

年表
  • 2016年 国道16号町田立体事業の立体部が開通

プロジェクトの歩み

2008年

南町田駅周辺地区整備計画検討会が発足

国道16号町田立体事業や北口広場など、南町田駅周辺で実施される予定の道路整備に関する内容を中心に、関係者間で意見交換を行うため、地元の5つの町内会・自治会、東京急行電鉄株式会社(当時)、国土交通省川崎国道事務所、町田市が集まって、「南町田駅周辺地区整備計画検討会」を発足しました。

年表
  • 2008年2月 「南町田駅周辺地区整備計画検討会」発足(第1回 2008年2月8日より第27回 2016年9月28日)

2013年・2014年

町田市と東京急行電鉄株式会社(当時)、まちづくりの推進協定を締結

昭和期の鉄道敷設とともに形成されてきた、東急田園都市線沿線の住宅市街地の今後について、東京急行電鉄株式会社(当時)と協働して検討しようと、まちづくりの協定を結びました。南町田駅周辺は、官民の連携・協働してまちの活力の維持に取り組もうと、グランベリーモール、鶴間公園、鶴間第二スポーツ広場を含むエリアで、商業施設と都市公園の一体的な再整備を検討する協定を締結しました。

年表
  • 2013年12月 東急田園都市線沿線地域のまちづくりの推進に向けた協定」締結
  • 2014年10月 「南町田駅周辺におけるまちづくりの推進に関する協定」締結
  • 2014年   「都市公園を中心としたエリア開発による地域活性化事業調査」実施

2015年前半

南町田駅周辺地区拠点整備基本方針を策定

南町田駅周辺の新たなまちづくりの方向性を示すため、拠点整備基本方針案をとりまとめ、市民意見公募を行いました。この意見公募には、1000件以上のご意見をいただくとともに、基本方針案についての説明会には、200名を超える多数のご参加がありました。意見公募の結果を踏まえ、2015年6月に「南町田駅周辺地区拠点整備基本方針」を策定しました。

年表
  • 2015年1月21日から2月20日 「南町田駅周辺地区拠点整備基本方針(案)」 市民意見公募
  • 2015年1月24日       南町田駅周辺地区拠点整備基本方針(案)説明会(参加者数206名)
  • 2015年6月          南町田駅周辺地区拠点整備基本方針」策定

2015年後半

拠点整備計画の検討スタート

拠点整備基本方針やまちづくり協定を踏まえ、具体的な整備計画の検討に入りました。商業施設・都市公園の一体的再整備にあたっては、「土地区画整理事業」という事業手法を採用して道路や公園等を再配置することとし、町田市・東京急行電鉄株式会社(当時)による共同実施をめざすための基本協定を結びました。また、約3ヶ月間にわたり、南町田駅周辺を舞台にまちづくりの事例や考え方について学ぶ、全5回の公開研究会「Lab・未来創造in南町田」を開催しました。

年表
  • 2015年8月  公開研究会「Lab・未来創造in南町田」全5回開催(2015年8月~11月)
  • 2015年11月 「南町田駅周辺地区拠点整備基本方針に基づく土地区画整理事業の共同実施に関する基本協定」締結(2016年6月に株式会社東急レクリエーションが事業参画することとなり、3者での共同実施)

2016年

南町田拠点創出まちづくりプロジェクトへ

この官民連携・共同による再整備プロジェクトを「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」と称し、プロジェクトの共同推進協定を結ぶとともに、町田市・東京急行電鉄株式会社(当時)連名での共同プレスリリースを行いました。この際、東京急行電鉄株式会社(当時)は、2017年2月を目途に、グランベリーモールを一時閉店することを発表し、これに続いて開催したプロジェクト計画説明会は、延べ550名近くの方にご参加いただく盛況ぶりでした。その後も、町田市は「鶴間公園・融合ゾーン魅力創出事業 官民共同推進方針」を策定、東京急行電鉄株式会社(当時)は「(仮称)南町田計画環境影響評価書案」の説明会を開催するなど、プロジェクト具体化の動きを加速。現在は、鶴間公園の計画づくりのための市民ワークショップに取り組んでいます。

年表
  • 2016年2月 「南町田拠点創出まちづくりプロジェクトの共同推進に関する協定」締結、町田市・東京急行電鉄株式会社(当時)共同プレスリリース
  • 2016年3月 「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト計画説明会
  • 2016年3月 「鶴間公園・融合ゾーン魅力創出事業 官民共同推進方針」策定
  • 2016年7月 (仮称)南町田計画環境影響評価書案の説明会
  • 2016年7月 「“Park Meets The Future” 鶴間公園の明日を考えるワークショップ」開始
  • 2016年12月 「町田都市計画事業南町田駅周辺土地区画整理事業」工事説明会

2017年前半

整備工事が本格的にスタート

前年まで積み上げてきた計画を形にするため、整備工事を本格的にスタートしました。整備工事に先立ち開催したプロジェクト説明会では、駅・商業施設・公園の最新の計画と、工事に関するご説明をさせていただきました。17年間ご愛顧いただいたグランベリーモールが閉館し、2019年度のまちびらきに向けて、整備工事が始まりました。

年表
  • 2017年2月 グランベリーモール閉館イベント
  • 2017年2月 南町田拠点創出まちづくりプロジェクト説明会
  • 2017年5月 南町田プロジェクト 商業施設新築工事及び駅改良工事 起工式

2017年後半

市民ワークショップの開催

昨年まで鶴間公園の計画づくりのために開催してきた市民ワークショップ。公園のデザインが形作られてきた中、今年は新しくなる公園の活用アイデアを考える市民ワークショップを開催しました。

年表
  • 2017月6月 市民ワークショップ「鶴間公園のがっこう」開始

2018年前半

まち名称の決定、鶴間公園の整備工事がスタート

2019年秋のまちびらきに向け、鶴間公園と商業施設を含む新しいまちの名称を「南町田グランベリーパーク(MINAMIMACHIDA GRANDBERRY PARK)」に決定しました。自然とにぎわいが融合する新しいまちの拠点としたいという想いを込めて、鶴間公園の身近な自然と、憩いや活動がともにある暮らしを表す「パーク」と、17年間ご愛顧いただいた「グランベリーモール」の「グランベリー」を組み合わせ、名付けました。4月には、鶴間公園の再整備工事が本格的に始まり、着々と新しいまちびらきの準備を進めました。

年表
  • 2018年1月28日 鶴間公園のがっこう「卒業式&ふりかえり会」
  • 2018年2月12日 鶴間公園のがっこう「苗木取り大作戦」
  • 2018年3月22日 まち名称を「南町田グランベリーパーク」に決定
  • 2018年4月15日 「南町田駅周辺地区バリアフリー基本構想」改訂
  • 2018年6月15日 新設道路開通 道路愛称を「鶴間パークウォーク」と「南町田グランベリーウォーク」に決定

2018年後半

「南町田のまちのがっこう」の開催、スヌーピーミュージアムの開館決定

2017年に取り組んだ、新しくなる鶴間公園の活用アイデアを考えるワークショップ「鶴間公園のがっこう」を、2018年は「南町田のまちのがっこう」として公園を飛び出し、新しくなる南町田グランベリーパークをみんなで豊かに使いこなすきっかけづくりの企画を行いました。さらに、町田市、東京急行電鉄株式会社(当時)、株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツの3者は、まちの中央部分「パークライフ・サイト」に、「チャールズ M. シュルツ美術館」(米カリフォルニア州)の世界唯一のサテライトミュージアム(分館)となる「スヌーピーミュージアム」を開館することを公表しました。

年表
  • 2018年7月  市民ワークショップ「南町田のまちのがっこう」
  • 2018年8月  「南町田駅」の駅名を「南町田グランベリーパーク駅」に変更することを決定
  • 2018年8月  「南町田駅」が全日急行停車駅になることが決定
  • 2018年8月  南町田グランベリーパーク内のパークライフ・サイトに「スヌーピーミュージアム」の開館が決定
  • 2018年11月 「鶴間公園」の公園運営事業者を募集開始

2019年前半

「LEED ND」予備認証取得、2019年11月の「まちびらき」を発表、プロジェクト発表会の開催

1月には、南町田グランベリーパークが目指す「充実したパークライフを体現するための、ウォーカブルで持続可能なまちづくり」の考え方が高く評価され、国際的な環境認証制度である「LEED ND(まちづくり部門)」のゴールド予備認証を取得しました。5月には、南町田グランベリーパークの「まちびらき」を2019年11月、スヌーピーミュージアムの開館を2019年12月とすることを発表。この発表に合わせて開催したメディア向けプレス発表会とご近隣のみなさま向けのプロジェクト発表会では、大変多くの注目を集めました。また6月には、鶴間公園の指定管理者が「TSURUMA パークライフパートナーズ」に決定しました。
※「TSURUMA パークライフパートナーズ」:株式会社石勝エクステリア、株式会社東急スポーツシステム・日本体育施設株式会社の共同企業体

年表
  • 2019年1月 国際的な環境認証制度「LEED ND」にてゴールド予備認証を取得
  • 2019年2月 商業施設「グランベリーパーク」大規模小売店舗立地法に基づく説明会開催
  • 2019年5月 南町田グランベリーパークのまちびらきが2019年11月に決定
  • 2019年5月 商業施設「グランベリーパーク」のテナント店舗第一弾197店舗発表
  • 2019年5月 南町田グランベリーパークプロジェクトは発表会開催
  • 2019年6月 鶴間公園指定管理者が「TSURUMA パークライフパートナーズ」に決定

2019年後半

「南町田グランベリーパーク」待望のまちびらき、「スヌーピーミュージアム」オープン!

2014年から約5年半のまちづくりの歩みを経て、11月13日に「南町田グランベリーパーク」は待望のまちびらきを迎えました。テープカットセレモニーには、町田市出身のTUBEギタリスト春畑道哉氏や、スヌーピーも駆けつけ、地域のみなさん、プロジェクトの関係者が一緒に、新しいまちの始まりをお祝いしました。まちびらきから13日間で来館者数100万人を達成しました。
1か月後の12月14日には、「スヌーピーミュージアム」がオープン。前日には町田市立鶴間小学校5・6年生の児童が初めてのお客さまとして訪問しました。まちびらき前にさかのぼる、10月27日には鶴間公園の「植樹祭」を、続く11月2日にはまちびらきプレイベント「南町田グランベリーパークのまちのがっこう祭」を開催しました。

年表
  • 2019年9月   市民ワークショップ「南町田グランベリーパークのまちのがっこう祭」
  • 2019年10月  南町田グランベリーパーク 鶴間公園の「植樹祭~オオシマザクラいらっしゃい!苗木おかえりなさい!~」
  • 2019年11月 「南町田グランベリーパーク」まちびらき
  • 2019年12月 「スヌーピーミュージアム」オープン

2020年

まちびらきから1年、さまざまなまちづくりの賞を受賞しました!

南町田グランベリーパークは、2019年11月のまちびらきからあっという間に1年が経ち、これまで行ってきたまちづくりの取組が評価されました。国際的な環境認証制度のLEEDにおいて、まちづくり部門と新築部門(駅舎)の2分野でゴールド認証を取得、さらに、都市景観大賞、緑の都市賞、プラチナ大賞の受賞など、様々な分野で高く評価されました。
また、7月には、更なるまちの賑わい創出を資金面からバックアップするため、一般財団法人を立ち上げました。11月には、2017年からつづく「まちのがっこう」の後継イベントとして「つるまパーク大作戦」を開催しました。

年表
  • 2020年6月  令和2年度都市景観大賞「都市空間部門」において国土交通大臣賞を受賞
  • 2020年8月  「国際的環境認証制度LEED NC(新築部門)」及び「LEED ND(まちづくり部門)」にてゴールド認証を取得
  • 2020年10月 「第40回緑の都市賞」国土交通大臣賞、「第8回プラチナ大賞」優秀賞~新しい時代のまちづくり賞を受賞
  • 2020年12月  第1回グリーンインフラ大賞「都市空間部門」において優秀賞を受賞

2021年

まちびらきから2年、都市型住宅の整備がスタート!

まちびらきから2年が経ち、まちの活気は更に加速しました。2021年は、駅直結の都市型住宅の整備工事が始まり、まちの住み替えサイクルを促進していく重要な役割を担います。
また、まちづくりにおいては、官民一体で取り組んだシームレスなまちの構造と、質の高い空間整備やグリーンインフラの取り組みが高く評価され、土木分野で由緒ある「土木学会デザイン賞2021」の優秀賞を受賞しました。

年表
  • 2021年7月  都市型住宅着工
  • 2021年12月 「土木学会デザイン賞2021」において優秀賞を受賞

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都市づくり部 都市政策課

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