グリーンインフラの取り組み

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更新日:2023年10月5日

グリーンインフラとは

グリーンインフラとは、コンクリートなどの人工物ではなく、石や土、砂などの自然環境がもともと持つ力や機能を活かして、日々の生活を支えるインフラとして活用する取り組みで、昨今、海外を中心に取り組みが進められ、日本でもその概念が導入されはじめています。
グリーンに対し、コンクリートで出来た調整池などは“グレー”なインフラと表現されます。同じ雨水を上手に処理しようと考えたとき、アスファルトなどの舗装とせずに、自然界にある“土”の浸透能力を最大限に活用し、まちの中に土や植栽の部分を多く設えておくことだけでも、グリーンインフラとしての機能を発揮します。
南町田グランベリーパークは、“すべてが公園のようなまち”をコンセプトに掲げており、まちづくりの中に、みどりを基調としたグリーンインフラの仕組みを取り入れています。
 

バイオスウェル

まちの中のいたるところに、砂利が敷き詰められた側溝が配置されています。

これは「バイオスウェル」と言い、“雨のみち”と呼んでいます。
70センチメートル程度の深さで帯状に側溝を掘り、そこに砂利を敷き詰めただけの、とてもシンプルなつくりをしています。
この装置に敷地の中で降った雨水を集めて、ゆっくりと時間をかけて土の中に浸透させていきます。

レインガーデン

もう1つは、“雨のにわ”と呼んでいる「レインガーデン」で、グランベリーパークの南東角にあります。
“雨のみち”と同じように、雨水を時間をかけて浸透させていく装置です。

グリーンインフラの考え方

このように、自然環境は保全・再生するだけでなく、自然環境が持っている力を活かすことが、今後より大切になってきます。
このまちは、国際標準に達するレベルで多岐にわたる環境への取り組みが認められ、アメリカの環境認証制度「LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)」のまちづくり部門・新築部門(駅舎)でゴールドランクの認証を獲得することができました。
また、国内では、第1回グリーンインフラ大賞の優秀賞も受賞しています。

多様な活動が営まれる鶴間公園の写真

ここまでまちの中のグリーンインフラを紹介してきましたが、南町田グランベリーパークというまちそのものが、みんなの暮らしを豊かに楽しくする「グリーンなインフラ」なのだと考えています。
このまちは、駅・商業施設・公園がつながる歩行者中心のまちに生まれ変わり、青空の下、随所に散りばめられたみどりや広場・プラザで気持ちよく過ごせるまちになりました。
これもまた、自然がもつ力の活用であると考えています。
これからも、みんなの“暮らしのグリーンインフラ”として、南町田グランベリーパークを大切に育んでいきたいと思います。

《番外編》
まちづくりの工夫ポイントを紹介するサインや掲示を、まちの中に散りばめています。まちを巡りながら、ぜひ探してみてください。

注記:LEED認証データ

《まちづくり部門》
認証システム:LEED ND v2009
申請者:町田市・東急株式会社
申請エリア:約15ha
認証取得日:2020年7月22日

《新築部門》
認証システム:LEED NC v2009
申請者:東急株式会社・東急電鉄株式会社
申請建築物:南町田グランベリーパーク駅
認証取得日:2020年6月22日

このページの担当課へのお問い合わせ
都市づくり部 都市政策課

電話:042-724-4248

ファックス:050-3161-5502

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