ボツリヌス食中毒に注意

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更新日:2023年7月1日

都内においてボツリヌス食中毒が発生しました。ボツリヌス毒素は、「最強の自然毒素」といわれ、死にいたる可能性のある食中毒です。
ボツリヌス菌について理解し、食中毒防止に努めましょう。

ボツリヌス食中毒とは

ボツリヌス食中毒は、ボツリヌス菌が作りだす毒素を含む食品を摂取することで発症します。物が二重に見える、手足に力が入りにくくなるなど神経症状があらわれ、放置すると呼吸困難などを起こして短時間で命にかかわる、重い病気です。

真空包装食品など保存食品や発酵食品(特に自家製)に注意

ボツリヌス菌の芽胞(植物に例えると、種子のような菌の状態)は、土壌に広く分布しているため、食品原材料の汚染防止は困難です。ボツリヌス食中毒の予防には、食品中での菌の増殖を抑えることが重要です。

  1. レトルトパウチ食品や缶詰は、120度4分間以上の加熱が行われているので、常温保存可能ですが、これとまぎらわしい形態の食品が流通しています。「要冷蔵」、「10度以下で保存してください」などの表示のある場合は、必ず冷蔵保存して期限内に消費してください。
  2. ボツリヌス菌は熱に強い芽胞を作るため、120度4分間以上の加熱をしなければ完全に死滅しません。そのため、家庭で缶詰、真空パック、びん詰、「いずし」のような発酵食品をつくる場合には、原材料を十分に洗浄し、加熱殺菌の温度や保存の方法に十分注意しないと危険です。保存は、3度未満で冷蔵又はマイナス18度以下で冷凍しましょう。
  3. 直接の原因であるボツリヌス毒素は、80度30分間(100度なら数分以上)の加熱で失活するので、食べる直前に十分に加熱すると効果的です。

このようなときは食べないで

真空パックや缶詰が膨張していたり、食品に異臭があるときには絶対に食べないでください

このページの担当課へのお問い合わせ
保健所生活衛生課食品衛生係

電話:042-722-7254

ファックス:042-722-3249

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