カワセミ通信109(2016年1月)
- カワセミ通信109
明けましておめでとうございます。
市民の皆様には、健やかに新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。年末寒波を経て、寒気が流れ込み、冬も本番。久しぶりに、境川の野鳥観察に出かけました。今回は、横浜市瀬谷区との境にある鶴瀬橋をスタートし、町田駅前まで川を遡ることにしました。
まずは、この川の流末の江ノ島・相模湾から遡ってきた、セグロカモメが上流方向へ。橋の近くの電柱には既に白い繁殖羽の見えるカワウが止まっていました。境川の野鳥の注目種は何と言ってもカワセミです。鶴間小学校の前あたりから、金森都営住宅前あたりまでの間で、都合3羽を確認しました。縄張りを作っているようです。
境川は、中小河川で、河川敷の草地もあまり広くはないのですが、そこには
野山の冬鳥も来ています。優先種はシジュウカラで、かなり数が多い。それにスズメやアオジが加わり、さらに背中の赤紫色が美しいエナガも混群を作っています。
川面の虫を食べるセキレイ類も3種、ハクセキレイ、セグロセキレイそしてキセキレイが観察できました。そのほか、コサギ、コガモ、カルガモ、マガモも来ています。ムクドリ、ヒヨドリ、ハシボソガラスなどを含め全部で26種を見ることができました。
境川は最上流部と横浜市、藤沢市などの下流部には田園地帯もありますが、この辺りの土地利用の多くは住宅です。それでも野鳥の種が多いのは境川という水辺空間があるおかげだと思います。冬は、野鳥の種類が多く見られる季節です。双眼鏡を持って川べりを散歩してはいかがでしょうか。
境川河川敷のエナガ
境川河川敷のカワセミ
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