カワセミ通信103(2015年7月)

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更新日:2015年7月11日

  • カワセミ通信103

梅雨が明け、暑い夏がやってきます。市民の皆さんには、まずは体調管理をしっかり、この夏を乗り切り、また、夏を楽しんでいただきたいと思います。
久しぶりに、鶴見川を歩きました。野津田町の鎧堰よろいぜきから鶴川駅南口地先まで梅雨空を見上げながら、鳥や花を探して歩きました。鶴見川の両岸は、以前は、と言うより、昔は水田が広がっていましたが、今、丸山橋のそばに十数枚の田んぼが営まれているだけです。
野鳥の繁殖活動も一段落。さえずりも控えめです。それでも、キジ、カワセミ、ツバメ、イワツバメ、キセキレイやカルガモなどを見ることができます。草花で目立つのはヤブカンゾウとヒメヒオウギスイセン(姫緋扇水仙)で、どちらもオレンジや赤で緑系以外に色の乏しい川べりを飾っています。
鶴見川の支流の小野路川の程近く、鶴川第一小学校の建て替え工事が今行われています。来年4月からは、新しい教室での授業が予定されています。
しかし、少し心配なこともあります。それは、財源問題です。義務教育施設である公立の小・中学校の建設には、文部科学省の整備費補助金が充てられることになっています。補助率は3分の1です。
ところが、この4月に文部科学省から示された小・中学校関係の補助金は大幅にカットされ、鶴川第一小学校でも給食室の改修など、2年前から継続工事をしている学校の補助金をもカットするという。その後一部追加内示がありましたが、市内の各学校についても補助金カットがなされていて、学校全体では約3億5000万円の削減がされています。トイレの改修など学校全体の整備費用の財源は非常に厳しくなっています。
学校の施設整備については、町田第一中学校の全面改築が差し迫った課題としてあり、国の補助金カットが、今回限りでないとすると、今後の町田市の財政運営はかなり厳しくなることが予想されます。
また、文部科学省以外の厚生労働省、国土交通省などの補助金についてもカットがあり、町田市として、当初の予定通り事業を進めるには、市税の追加充当と市債発行でしのぐしかありません。
財源確保については、これまで以上の努力をしていきたいと思います。

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