カワセミ通信107(2015年11月)

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更新日:2015年11月11日

  • カワセミ通信107

気象庁は先月末、木枯らし第一号が吹いたと発表しました。冬鳥の先頭を切ってジョウビタキが、恐らくこの木枯らしに乗って、やってきました。広袴公園の調整池には早くもコガモやオナガガモがやってきました。例年、薬師池公園には、キンクロハジロがやってくる季節ですが、今年は、既に池の水が無く、鴨達の姿はありません。
薬師池公園、正確には「町田薬師池公園四季彩の杜」の池は、今年「かいぼり」をしています。池の水を干して、水質浄化をしようという作業です。今月3日には、「かいぼり」イベントも行われました。水を抜いて干すだけではなく、堤の下流側の芝生広場の地下には、炭素繊維を使った水質浄化装置も設置します。
薬師池公園は、町田市のもっとも重要な観光施設のひとつです。しかし、近年、夏の「観蓮会」の参加者からも、池の水の汚れや、臭いがすると言った苦情が寄せられてきました。
もともと、この薬師池は鶴見川流域の水田の用水池として設けられたもので、50年以上前までは、定期的にかいぼりをして水を干上がらせて、水質を維持してきたそうです。その後流域では田んぼをほとんどやめてしまったため、かいぼりも行われなくなったようです。
一方、この池には、ブルーギルなどの外来種の魚を放流したり、これまた外来種のミシシッピアカミミガメが多く捨てられたりして、水質の悪化とともに問題になっていました。イベントの当日は、子どもたちも参加して、魚を捕まえたり、外来種と在来種の違いなどを調べたり、池の水の出入りなど池の成り立ちも学んだりしました。
かいぼりによる水質改善の取り組みは3月頃までかかりますが、来春にはきれいな水をたたえた池がよみがえると思います。
今月の下旬は、「町田薬師池公園四季彩の杜」の紅葉の一番美しい時季です。池に水はありませんが、ぜひ紅葉狩りにもお出かけ下さい。

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