カワセミ通信95(2014年11月)

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更新日:2014年11月11日

  • カワセミ通信95

二つの台風の後、北風が吹くようになり、広袴調節池ではコガモに次いでオカヨシガモも姿を見せています。北風とともにジョウビタキがやってきました。コガモなどと同じく、早めにやってくる冬鳥です。
今は、冬縄張りを決める時期で、ソングポストで鳴いてみたり、テリトリーを巡ってちょっとした小競り合いをしています。初認が10月末近くで、例年より10日ほど遅いのではと思います。広袴では、畑や住宅地、神社の周辺などを餌場として、5~6羽が冬縄張りを形成しています。
さて、先日、町田市内のホテルで、成年後見制度のシンポジウムを開催しました。日本成年後見法学会との共催です。最近まで、明治以来の「禁治産制度」という、名前自体が人権に配慮しないような制度がありましたが、平成12(2000)年の法改正で、被後見人の権利に基盤を置いた制度に変わりました。任意後見制度もこの時に創設されました。
高齢者数が増えるにつれて、判断能力に不安のある、認知症などの方も増えています。一方、現代は契約社会とも呼ばれ、市民は「契約」に基づいてサービスを手に入れる時代になりました。高齢者の介護サービスも「本人の契約」に基づいて供給される契約の一つです。現在、成年後見人等は親族と第三者の割合が半々くらいです。後見人は家庭裁判所の選任が必要な制度であり、弁護士や司法書士など職業的に後見をしてくださる人の数もそれほど増えてこない中、今はまだまだ数の少ない「市民後見人」への期待も高まっています。
今回のシンポジウムは、市民後見人の人材育成の仕事を本格的に進めるため、後見人等養成事業のキックオフ・イベントとして開催したものです。当日は、「そもそも後見制度とは」「その実情や普及はどうすればよいか」「もっと市民後見人を増やすには」などさまざまな観点から、話し合いがあり、有意義な集会になりました。
町田市は多摩地域では市民後見人の数も最も多く、先進的に取り組んでいる市ですが、これを機会に、さらに、この制度の普及、推進をしたいと思います。

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