カワセミ通信92(2014年8月)

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更新日:2014年8月11日

  • カワセミ通信92

昨年より2週間ほど遅く梅雨空けしました。サルスベリの花が夏の暑さと競うように咲いています。広袴の雨水調整池ではカイツブリの親子が見られます。
長期予報が訂正されて、今年の夏もまた、暑い夏になりました。熱中症の搬送患者も増えていますが、熱中症になるのは「室内」がもっとも多いそうです。熱中症を他人事と思わず、ご家族を含め小まめな対策をしていただきたいと思います。
さて、先月末に山崎江東区長、松原大田区長を訪問しました。訪問の用向きは、これまでの東京都中央防波堤外側埋立処分場への、放射性物質を含む下水道汚泥焼却灰の埋め立てについて、両区長のご協力に対する御礼です。
2011年3月11日直後は、福島第一原子力発電所からの放射性物質が東日本の広い範囲に拡散しました。町田市も例外ではなく、その後2つの下水処理場の焼却汚泥は、低レベル(両処理場保管灰平均値1052ベクレル/kg、基準値8000ベクレル/kg以下)ですが放射性物質を含んでいたため、処理場内に仮置きしていました。
こうした焼却灰について、東京都及び市長会を通じて中央防波堤外側埋立処分場に接している江東区、大田区に処分への同意をお願いし、2011年10月から、埋め立て処分をすることができました。多摩地域の大部分の下水処理を担っている東京都の流域下水道本部と、単独の処理区を持つ八王子市、立川市ともども、この6月で搬入を終了しました。
東京都内では、この問題は一応の収束を見ましたが、福島県など、除染に伴う放射性物質の保管・処分の問題は、3年を過ぎてもなお確実な見通しが得られないのが実情です。
町田市役所は、多摩26市の中でも最も多くの職員を東北地方の被災地市町村に派遣をしていますが、市民・企業・団体の皆さんには、今後も被災地への支援を継続していただければと思います。

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