特殊詐欺の手口と対策

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更新日:2024年12月6日

特殊詐欺とは、電話やメールなどにより、顔を合わせることなく被害者を信頼させ、現金やキャッシュカード等をだまし取る犯罪のことです。
よく耳にするオレオレ詐欺や還付金詐欺などがその一例です。
町田市内では特殊詐欺被害が多く発生しています。
このページでは、市内で実際に発生している特殊詐欺の手口・対策方法を紹介します。
特殊詐欺と思われる電話やメールなどがきたら、迷わず110番通報してください!

電話、メール、SNSでお金の話が出たら詐欺を疑いましょう

特殊詐欺の最新手口

SNS型投資詐欺

インターネット上に著名人の名前・写真を悪用した嘘の投資広告を出したり、「必ずもうかる投資方法を教えます」などとメッセージを送るなどして、SNSに誘導し、投資に関するメッセージのやりとりを重ねて被害者を信用させ、最終的に「投資金」や「手数料」などという名目で、ネットバンキングなどの手段により金銭等を振り込ませる詐欺です。

具体例

SNS上の投資関係の広告にアクセスしたところ、著名人を名乗る者のSNSアカウントに誘導され、「必ずもうかる」などと言われ、投資グループに加入した。
投資グループで利用しているサイトの画面上では利益が出ていたこともあり、相手を信用してしまう。
相手に言われるがまま、指定口座に現金を振り込んだり、購入した電子マネーカード番号を相手に送信するなどしてお金をだまし取られてしまった。

被害に遭わないためのポイント

その著名人は本物ですか?

著名人などになりすました詐欺広告をクリックして被害に遭うケースが相次いでいます。
著名人が無料で投資教室を開催したり、確実に利益が出る投資話を無料で教えたりすることは基本的にありません。
お金を振り込んだりする前に、なりすましではないかをまず疑い、本人の公式アカウントからの発信情報などを確認しましょう。

「必ずもうかる」は嘘

投資に「絶対」はありません。
犯罪者は、こうした言葉を巧みに操ってあなたの心に付け込んできます。
「必ずもうかる」「確実に利益が出る」といった儲け話や「あなただけ」に教える投資の勧誘といった誘いは、まず疑いましょう。

グループメンバーはサクラ(やらせ)かも

グループメンバーは犯人の自作自演であったり、犯人グループの一員のやらせかもしれません。
「投資に成功した」と偽の情報を流し、あたかもその投資案件が確実に儲かるかのように見せかけてきます。
しかし、実際にはその投資案件は存在せず、お金を振り込むとそれを詐取されてしまうことがあります

町田市内で多い特殊詐欺手口

2023年に町田市内で発生した特殊詐欺の被害金額は、約4億5672万円にのぼり、過去最大となりました。
また、その中でも

  • オレオレ詐欺
  • 還付金詐欺
  • 架空請求詐欺

が全体の7割強を占めています。

手口

オレオレ詐欺

息子や孫といった親族やその上司、警察官、弁護士などを電話で名乗り、親族が起こした仕事のトラブルや事故を口実にお金を要求して、現金をだまし取る詐欺。

具体例

医師を名乗る者から「あなたの息子さんが喉の治療のため病院に来ています」などと電話があった。
その後、息子を名乗る者から「喉の調子がおかしく声が変わった。お金が必要になった。友人が取りに行く」などと電話があり、自宅を訪れた息子の友人を名乗る者に現金を渡してしまった。

還付金詐欺

電話で市役所などの職員を名乗り、医療費や税金、保険料などの還付金が受け取れるなどと言ってだまし、被害者にATMを操作させ、被害者の口座から犯人の口座に送金させる詐欺。

具体例

市役所職員を名乗る者から「医療費返還の書類を送ったが届いていますか」「今日までなら手続きができます」「手続きのための番号を再発行するためにATMへ行ってください」などと電話があり、ATMに誘導され、指示に従いATMを操作することで口座預金を犯人の口座に送金してしまった。

架空請求詐欺

有料サイトや裁判所などの名称で「未払い料金を支払わないと裁判になる」といったことをメールやSNSで知らせ、金銭等をだまし取ったり、インターネットサイトを閲覧中に「ウイルスに感染しました」と表示させて、ウイルス対策のサポート費用を口実として、金銭等をだまし取る詐欺。

具体例

携帯電話に、「利用料金の確認が取れていないので○○まで連絡してください」「連絡がない場合、法的手続きに移行します」などのメールが届いた。
メールに書かれた連絡先に電話したところ、コンビニで電子マネーカードを購入するよう要求され、購入したカードの番号を相手に教えてしまった。

  • 電子マネーカード
    カードごとに割り振られた番号を入力することで、ネットショッピングの支払いやネットゲーム内でのアイテム購入などに使うことができるものです。
具体例

ホームページを閲覧中、「あなたのパソコンはウイルスに感染しています。至急サポートセンターまで連絡してください。電話番号は○○○です。」というセキュリティ警告画面が表示された。
表示された連絡先に電話すると、有償サポート契約が必要と言われ、犯人の口座に送金してしまった。

サポート詐欺の疑似体験ページのご紹介

以下のリンクは、偽セキュリティ警告画面の閉じ方を体験できるサイトです。

被害に遭わないための対策

特殊詐欺の対策については以下のとおりです

共通事項

  • 電話、メール、SNSで「お金の話」が出たら詐欺を疑う。
  • 相手に焦らされても、一度落ち着いて、身近な人や警察に相談する。
  • 在宅中でも常に留守番電話に設定し、相手や要件を確認してから折り返し電話をする。
  • ナンバーディスプレイ表示を確認して、非通知や知らない電話番号からの電話には応答しない。
  • 迷惑防止機能付き電話機は特殊詐欺被害防止に有効です。

 この電話機には、通話内容を録音する、迷惑電話を警告したり自動的にブロックする、警告メッセージが流れる等の機能が付いています。
 以下のリンクで、全国防犯協会連合会が推奨する優良防犯電話を紹介していますので、購入の際に参考にしてください。

オレオレ詐欺

  • 「携帯電話の番号が変わった」「携帯電話を無くした」との連絡があったら、 必ず以前から聞いている電話番号に連絡して事実を確認する。
  • 「すぐにお金を振り込んで」と言われても、慌てず落ち着いて、まずは本人に確認、家族・警察に相談する。
  • 親族を名乗る者からの電話がきたら、親族間でしかわからない質問をしてみる。
  • 親族間で合言葉を決めておく。
  • 日頃から自分の子どもや孫と連絡と取り合う。

還付金詐欺

  • 還付金に心当たりがあれば公共機関等の代表電話にかけなおして話の内容を確認する。(相手から言われた番号にはかけない
  • 役所などの公的機関や金融機関などの職員がATMの操作をするように連絡することは絶対にありません。
  • ATMを操作して還付金を受け取ることはできません。(ATMにそのような機能はありません)

架空請求詐欺

  • 身に覚えのない請求があった際は、記載されている連絡先へは連絡せず、消費生活センターや警察に相談する。
  • 請求の内容を冷静に確認し、身に覚えがなければ無視する。
  • 電子マネーカードの裏側に書かれている番号はお金と同じ価値があります。相手に番号を教えることはお金を渡すことと同じです。

その他の特殊詐欺の手口

特殊詐欺は、オレオレ詐欺、還付金詐欺、架空請求詐欺の他に、以下の7つの種類があります。

預貯金詐欺

警察官や銀行協会職員を名乗り「あなたの口座が不正に利用されている。キャッシュカード(クレジットカード)の交換が必要である」と電話をかけ、キャッシュカード(クレジットカード)をだまし取る詐欺。

融資保証金詐欺

実際には融資しないのに、簡単に融資が受けられると信じ込ませ、融資を申し込んできた人に対し、「保証金が必要です」などと言って金銭等をだまし取る詐欺。

金融商品詐欺

価値が全くない未公開株や高価な物品等について嘘の情報を教えて、購入すればもうかると信じ込ませ、その購入代金として金銭等をだまし取る詐欺。

ギャンブル詐欺

「パチンコ打ち子募集」等と雑誌に掲載したり、メールを送りつけ、会員登録等を申し込んできた人に、登録料や情報料として支払わせて金銭等をだまし取る詐欺。

交際あっせん詐欺

「女性紹介」等と雑誌に掲載したり、メールを送りつけ、女性の紹介を申し込んできた人に、会員登録料金や保証金として金銭等をだまし取る詐欺。

キャッシュカード詐欺盗(窃盗)

警察官や銀行協会、大手百貨店等の職員を名乗り、「キャッシュカードが不正に利用されているので使えないようにする」などと言ってキャッシュカードを準備させ、隙を見てポイントカード等とすり替えて盗み取る手口。

その他の特殊詐欺

上記のいずれにも当てはまらない特殊詐欺。

関連情報

市内の「不審者・犯罪者情報」、「防災情報」、「子育て情報」などをメール配信しています。
詳細はこちらのページをご覧ください。

特殊詐欺犯人の音声データなど、特殊詐欺について警視庁からの情報が確認できます。
防犯アプリ(DigiPolice)や防犯情報メール(メールけいしちょう)などの登録もこちらから確認できます。

悪質商法や架空請求、点検商法など、消費生活に関するトラブルについて、手口などを紹介しています。

このページの担当課へのお問い合わせ
防災安全部 市民生活安全課

電話:042-724-4003

ファックス:050-3160-8039

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