カワセミ通信188(2022年11月)

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更新日:2022年11月11日

立冬を過ぎて、冬支度をする季節になりました。モズも、冬期の縄張りを巡る高鳴きをしています。久しぶりに、小山内裏公園を訪れました。桜やケヤキが紅葉して秋の風情になりました。サザンカなどの秋、冬の花に混じって名残の花もありました。パークセンター近くには、ツワブキの鮮やかな黄色、ホトトギスの赤紫色などが彩りを添えています。
さて、先月末に大分県臼杵市で、日本フットパス協会の全国大会が開催されました。実際に町並みや野山を歩く、フットパスルートを巡る大会としては、前回の2019年豊岡大会以来3年ぶりの開催となりました。
臼杵市は大分県南部にあり、人口は3万5000人ほどですが、国宝に指定されている石仏群などもあり、また、漁業の町でもあり、瀬戸内海の豊後水道あたりのフグやサバやアジなどは特に有名です。
九州地方は、熊本県を中心にフットパスが盛んで、新しい町おこし、地域振興の一つのメニューとして年々活動が拡大しています。新型コロナウイルスの影響もあって、旅行や観光が停滞を見せていましたが、九州に限らず、野外を歩くフットパスについては、各地で盛んに行われています。
フットパスの「運動」はもともとイギリスに端を発していますが、現在、日本のまちづくりにおいても、ウォーカブルな町という言葉は定着してきており、人間のサイズに合わせた、親しみやすい町がトレンドになっています。
来年の開催地は、福島県西白河郡西郷村に決まりました。全国でも「村」に新幹線の駅(新白河駅)があるのはここだけです。新型コロナウイルスの感染が終息に向かえば、こうした、特に観光地として発展してきた市町村でなくとも、人々が訪れる、フットパスのような着地型観光の流れが進展していくものと思われます。町田市としても、そうした事例に学びながら、来訪者を増やし、交流を深めていきたいと思います。

国宝臼杵石仏(古園石仏)の写真国宝臼杵石仏(古園石仏)

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