認知症当事者と作った「16のまちだアイ・ステートメント」
「16のまちだアイ・ステートメント」とは
町田市では、「認知症とともに生きるまち」を目指し、さまざまな認知症施策に取り組んでいます。この「認知症とともに生きるまちづくり」の指針となるものが、「16のまちだアイ・ステートメント」です。
「16のまちだアイ・ステートメント」は、2016年度に、認知症当事者、家族、医療福祉関係者、行政、民間企業、NPO、学識経験者など、多様なセクターの関係者により、検討・作成されました。
アイ・ステートメントの特徴は2つあります。
- 主語が、「私(=現在、認知症である私と、これから認知症になりうる私)」であること
- 取り組みをした結果、「認知症の人の状態や暮らしがどのようになるのか」という形(アウトカム)で表現されていること
アイ・ステートメント
- 私は、早期に診断を受け、その後の治療や暮らしについて、主体的に考えられる。
- 私は、必要な支援の選択肢を幅広く持ち、自分に合った支援を選べる。
- 私は、望まない形で、病院・介護施設などに入れられることはない。望む場所で、尊厳と敬意をもって安らかな死を迎えることができる。
- 私は、私の言葉に耳を傾け、ともに考えてくれる医師がいる。
- 私は、家族に自分の気持ちを伝えることができ、家族に受け入れられている。
- 私の介護者は、その役割が尊重され、介護者のための適切な支援を受けている。
- 私は、素でいられる居場所と仲間を持っており、一緒の時間を楽しんだり、自分が困っていることを話せる。
- 私は、趣味や長年の習慣を続けている。
- 私は、しごとや地域の活動を通じて、やりたいことにチャレンジし、地域や社会に貢献している。
- 私は、認知症について、地域の中で自然に学ぶ機会を持っている。
- 私は、経済的な支援に関する情報をもっており、経済面での生活の見通しが立っている。
- 私は、地域や自治体に対して、自分の経験を語ったり、地域への提言をする機会がある。
- 私は、認知症であることを理由に差別や特別扱いをされない。
- 私は、行きたい場所に行くことができ、気兼ねなく、買い物や食事を楽しむことができる。
- 私は、支援が必要な時に、地域の人からさりげなく助けてもらうことができる。
- 私たちも、認知症の人にやさしいまちづくりの一員です。
このページの担当課へのお問い合わせ
いきいき生活部 高齢者支援課 医療・介護連携/認知症施策担当
電話:042-724-2140
ファックス:050-3101-6180