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認知症って?
認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が損傷を受けたり、働きが悪くなることで、物事を記憶する・言葉を使うなどの認知機能が低下し、さまざまな生活のしづらさが現れる状態を指します。
老化によるもの忘れと認知症のもの忘れ
老化によるもの忘れ
- 体験の一部を忘れる
- 物忘れを自覚している
- 時、所、人は分かる
- 日常生活に支障はない
- きわめて徐々に進行する
認知症のもの忘れ
- 体験の全体を忘れる
- 物忘れの自覚に乏しい
- 時、所、人も分からない
- 日常生活に支障を来す
- 進行が早い
どんな症状になるの?
- 中核症状(認知症そのものの症状)
記憶力の低下、物忘れが中心。物品や人名を忘れるほか、伝えたことを忘れる、約束を忘れる、自分でしまい忘れてなくなったと騒ぐ、ガスの消し忘れ、水道の出しっぱなしなどがあります。 - 周辺症状(中核症状により二次的に出現する症状)
帰り道が分からなくなるなどの徘徊、夜起き出して、うろうろと歩いたりする夜間せん妄、物事に興味がなくなるなどのうつ状態、「そこに狸が居る、こっちに来るな」などの幻覚、「財布を盗まれた」などの妄想などがあります。