町田市の自殺対策

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更新日:2024年4月16日

自殺は個人的な問題と思われがちですが、その背景には、失業・多重債務等の経済・生活問題や、健康問題、家庭問題など様々な要因が重なりあっています。
また、自殺はその多くが追い込まれた末の死でもあることから、自殺予防は社会全体で取り組む必要があります。

町田市自殺対策計画

町田市では、2019年3月に国の「自殺対策基本法」の改正や「自殺総合対策大綱」の見直し等を受け、「町田市自殺対策計画」を策定し、基本理念「かけがえのない”いのち”を大切にするまち」を実現するため、様々な分野の人々や組織が連携し、生きることを支えるための取り組みを包括的に推進してきました。
2022年10月に国において新たな「自殺総合対策大綱」が閣議決定されたことを踏まえ、2024年3月に新しい計画を策定しました。
新しい計画では、市町村健康増進計画である「まちだ健康づくり推進プラン」、市町村食育推進計画である「町田市食育推進計画」と一体化し、「まちだ健康づくり推進プラン24-31」として健康・医療に関する施策を総合・計画的に推進していきます。

町田市自殺対策計画~かけがえのない”いのち”を大切にするまち~(2019年度~2023年度)

町田市の自殺死亡者数と自殺死亡率の推移(出典:厚生労働省地域における自殺の基礎資料・市町村・自殺日・住居地)

2024年の月毎の暫定値(人数・年換算した人口10万人対の自殺死亡率)

1月(2人・5.48)、2月(1人・2.93)、3月(0人・0.00)
注記:暫定値のため、数値が変更となることがあります。確定するのは翌年になり、1年間の数値として集計されます。

年毎の確定値(人数・人口10万人対の自殺死亡率)

2023年(65人・15.09)、2022年(74人・17.19)、2021年(60人・13.98)、2020年(63人・14.69)、2019年(62人・14.46)、2018年(71人・16.56)、2017年(57人・13.30)、2016年(74人・17.33)、2015年(72人・16.88)、2014年(77人・18.07)、2013年(91人・21.35)

詳細についてはこちらのホームページに掲載されています。町田市自殺対策計画では、他の都道府県や市区町村と同じく、(市町村・自殺日・住居地)の数値を集計しています。

主な取組

自殺対策普及啓発キャンペーン(2023年度は終了しました)

ポスター及びクリアファイルの作成・掲示・配布

市では、身近な人の悩みに気づき支える人である「ゲートキーパー」の役割について周知を図るため、ポスターとクリアファイルを作成し、市内各駅やバス車内、医療機関、薬局等で掲示・配布します。
これらの作成にあたっては、学校法人東京町田学園町田デザイン&建築専門学校に協力いただき、校内の学生を対象にデザインを募集しました。
その結果、29点の応募があり、1年生の渡邊美海さんの作品を市長賞として表彰し、ポスターとクリアファイルのデザインとして採用しました。

ポスター掲示及びクリアファイルの配布

掲示・配布期間

2024年3月1日(金曜日)から2024年3月31日(日曜日)まで

掲示・配布場所

【ポスター掲示】

  • 市内全10駅(JR横浜線町田駅・成瀬駅・相原駅、小田急線町田駅・玉川学園前駅・鶴川駅、東急田園都市線南町田グランベリーパーク駅・すずかけ台駅・つくし野駅、京王相模原線多摩境駅)
  • 神奈川中央交通株式会社の市内路線バス車内
  • 市内の医療機関、薬局等

【クリアファイル配布】

  • 市内全10駅(JR横浜線町田駅・成瀬駅・相原駅、小田急線町田駅・玉川学園前駅・鶴川駅、東急田園都市線南町田グランベリーパーク駅・すずかけ台駅・つくし野駅、京王相模原線多摩境駅)
  • 市の施設(各市民センター・各駅前連絡所、各コミュニティセンター等)

ゲートキーパー養成講座

ゲートキーパーとは?

ゲートキーパーとは、悩みを抱える方から相談された際や周囲に対する気づき・声かけ・傾聴を通じ、適切な相談機関につなぐことが期待される人のことです。特別な資格ではありません。(詳細は、ゲートキーパー手帳・「悩み」の相談先一覧をご参照ください。)
「死」を意識するほどの悩みを抱えた人は、「人に悩みが言えない」「どこに相談に行ったらいいか」「どのように解決したらよいかわからない」など、孤立した状況に陥ることがあります。
家族や友人など身近な人から悩みを打ち明けられたり、身近な人の声なき心とからだの訴えに気づいた際には、自らが身近な相談相手になること、そして多くの人が関わり合い一緒に悩みと向き合っていくことで、社会全体の生きる支援を築いていきましょう。

ゲートキーパー養成講座

ゲートキーパーの養成対象者は、一般の市民、学校関係者、医師、保健師、地域のコミュニティの方々など、様々です。対象者のニーズや段階に合わせ、「市民向け」、「地域ネットワーク向け」、「教職員向け」、「専門職向け」として講座を実施しています。

YouTubeゲートキーパー養成講座

ゲートキーパー養成講座をYouTubeでご覧いただけます。
詳細については、こちらをご覧ください。

ゲートキーパー普及啓発ステッカーの掲示

「健康づくりに向けた包括的連携に関する協定」を締結している企業や市内コンビニエンスストア等で、「悩み」の相談先一覧の二次元コードが掲載されたステッカーを掲示しています。

SNS自殺防止相談事業

市では年間を通して、検索連動広告機能(注釈1)を使用し、生きづらさに関する「死にたい」「孤独感」などの単語をインターネット(google)で検索した際に、検索単語に合わせて「特設サイト」または「悩みの相談先一覧」を表示しています。
「特設サイト」からは、相談員にメールを送ることができます。
注釈1:検索連動広告機能とは、検索したキーワードに関連した広告(案内)を検索画面に表示する機能のことです。

  • 「特設サイト」からの相談の流れ
  1. 生きづらさに関連した単語の検索を行うと、検索連動広告機能で相談案内を表示。
  2. 案内をクリックすると、「特設サイト」にアクセス。
  3. 相談内容を記載しメールで送付。
  4. 精神保健福祉士・臨床心理士等がメールやチャットから相談・支援を行う。

ゲートキーパー手帳・「悩み」の相談先一覧(2023年7月発行)

ゲートキーパーの役割と、市民のみなさまが利用できる相談窓口を一覧にしたリーフレットです。
「保健・福祉」「法律」「人権」など、おおまかに「悩み」の分野を分けて、その相談窓口をまとめています。
悩みを抱えているけれども、どこに相談したらよいかわからない、あるいは悩みを抱えた方にその相談先を紹介する際にご活用ください。

わかちあいの会『まちだ』ゆっくりカフェ

身近な人を自死(自殺)で亡くした方のつどいです。ありのままの気持ちを語り合い、支えあう場です。まずは足をお運びください。
わかちあいの会『まちだ』ゆっくりカフェの詳細はこちらです

自死遺族相談ダイヤル・メールによる自死遺族のわかちあいと相談

全国自死遺族総合支援センター<グリーフサポートリンク>が、身近な人を自死(自殺)で亡くした方を対象に、電話やメールによる相談を行っています。
訓練を受けた相談員が、苦しみや悲しみなどお話をうかがいます。
詳細は下記リンク先をご覧ください。
全国自死遺族総合支援センター<グリーフサポートリンク>の詳細はこちらです(外部サイト)

町田市自殺対策推進委員会

自殺対策基本法第13条第2項に規定されている「市町村自殺対策計画」の策定及び推進に資することを目的として、2017年10月に、「町田市自殺対策推進協議会」を設置しました。2024年4月から名称を「町田市自殺対策推進委員会」に変更しています。

「5分でできる職場のストレスチェック」をしませんか

「ストレスチェック」とは、ストレスに関する質問票(選択回答)に労働者が記入し、それを集計・分析することで、自分のストレスがどのような状態にあるのかを調べる簡単な検査です。労働安全衛生法が改正され、労働者が50人以上いる事業所では、2015年12月から、毎年1回、この検査を原則全ての労働者(一部例外あり)に対して実施することが義務付けられました。
厚生労働省の「5分でできる職場のストレスチェック」は効果的なセルフケアを実践するために、あなたの職場におけるストレスレベルをチェックできる自己認識ツールです。

4つのSTEPによる簡単な質問から、職場におけるストレスレベルを測定します。質問は全部で57問です。(所要時間:約5分)

自殺防止の関連情報

こころの悩みに関する相談(夜間含む)や遺族支援に関する相談

学生を対象とした「いのち支える動画コンテスト2023」が開催されました。

各種相談窓口

町田市保健所保健予防課

市民部市民協働推進課消費生活センター

高齢者支援センター(地域包括支援センター)

政策経営部広聴課(市民相談室)

警視庁町田警察署

地域福祉部生活援護課

地域福祉部障がい福祉課

このページの担当課へのお問い合わせ
保健所 健康推進課

電話:042-724-4236

ファックス:050-3101-4923

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