カワセミ通信158(2020年3月)

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更新日:2020年3月15日

暖冬になると予報されていた今季の冬、予想以上の暖冬になりました。庭の暖地桜桃だんちおうとう(サクランボの一種)も今月初めに満開になり、既に若葉になりました。広袴不動尊の境内の馬酔木あせびも満開を過ぎ、季節は本格的な春になろうとしています。野鳥も、先月からシジュウカラ、ヤマガラ、カワラヒワなどのさえずりが聞こえるようになり、ウグイスの初鳴きの便りも届いています。
さて、今月初めに、12回目となる「町田市仕事と家庭の両立推進企業賞」の表彰式を開催しました。この賞は2008年度にスタートしたもので、少子高齢化の時代に、家庭での生活と仕事との両面で働く人を大切にしている企業・事業所を表彰するもので、これまで31社を表彰しています。
今年度の表彰は1社で、木曽西にある酒類販売の事業者「(有)蔵家」でした。「蔵家」では、育児・介護休業の促進や男性の育児休業取得の推進をしています。また、ハラスメント防止の窓口を社外に設けています。さらに、社員の自主性を尊重し、業務シフト表は社長ではなく社員が輪番で作成しています。
最近でこそ「働き方改革」などと呼ばれ、日本社会全体として、今の働き方を見直そう、変えようという動きになっていますが、この賞がスタートした12年前には、家庭と仕事の両立の課題について、政府も企業もまだまだ断片的な取り組みだったと記憶しています。
若年人口の減少、生産年齢人口の減少は、さまざまな職業における担い手不足となって現れています。これに対処するためには、生産性の向上と同時に、時間外労働の削減や休暇の取得促進などを着実に進めなければなりません。それが進まなければ、従業員の確保も定着も進まず、また、介護や育児などを含めた家庭生活の安定と負担の軽減は机上の計画になってしまいます。
この表彰制度は、規模は小さなものですが、表彰事業者・企業を広く市民や取引先に紹介し、ワーク・ライフ・バランスの社会全体での推進に少しでも寄与しようとするものです。

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