カワセミ通信154(2019年11月)
ユニセフ国際会議で発表する子どもたち
冬鳥の便りが聞かれる季節になりました。広袴公園の調整池には今年もオカヨシガモが入りました。冬鳥の先頭を切ってジョウビタキが渡ってきました。この鳥のヒッヒッ、カタカタという声が聞こえると、あぁ、今年の秋も深まってきたなと感じます。
そのジョウビタキを夏に見ました。八ヶ岳の山麓の林でのこと。聞き覚えのない、しかし美しい囀りに、何が鳴いているんだろうと、囀りの方向に双眼鏡を向けると、なんとジョウビタキでした。
その後いろいろ情報を集めてみると、ジョウビタキの「越夏」「繁殖」はどうもここ数年のことのようです。野鳥図鑑の説明文も、「冬の渡り鳥、まれに繁殖個体もある」と書き直されるのではないかと思います。
さて、昨年のカワセミ通信11月号に、ユニセフ(国際児童基金)の民間協力渉外局副局長のアンドレ・フランコ氏が、町田市を訪れたと書きましたが、そのユニセフの国際会議が今年10月にドイツのケルンで開催され、日本を代表して市内在住の2人の子どもたちと一緒に参加してきました。
町田市は、1年前から子どもにやさしいまち(CFC:Child Friendly Cities)のモデル検証作業を、国内の他の4つの市町とともに進めています。
世界の約40か国から600人以上が出席し、そのうち32か国の子どもたち65人が出席しました。子どもたちが一堂に会して、子どもたちの立場から、各国の中央政府や地方自治体への要望、子どもの権利や政府・自治体政策への参画等を巡って意見交換し、宣言としてまとめました。
各国の市長等の会議も別途開催され、ここでも、虐待を防ぐための施策や遊び場の保障・創出などを巡って、100人ほどが意見交換をしました。この席で、今年も11月24日に開催される「市民参加型事業評価」に高校生・若者が参加する制度があると紹介をしましたが、同じテーブルの各都市ではそうした例がないようで、他の市長からは参考にしたいと言っていただきました。
子ども・若者の施策への参画については、今後も積極的に取り組んでいきたいと思います。
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