カワセミ通信148(2019年5月)

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更新日:2019年5月15日

春から初夏にかけて南からやってくる夏鳥を目当てに、新緑の大地沢を訪ねました。青少年センター本館前の山道を登り、市内最高峰、といっても標高364メートルの、草戸山を目指して、アップダウンを4、5回繰り返し、山頂にたどり着きました。
目当ての夏鳥は、オオルリ、キビタキ、クロツグミなど。オオルリは見つかりませんでしたが、毎年ここにやってきます。クロツグミの歌を聞き、そこここにキビタキの囀りを楽しみながら頂上へ。留鳥のほうは、ヒヨドリ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガにヒガラも囀っていました。アオゲラ、ウグイス、キセキレイなどたくさんの囀りで賑やかな大地沢です。
下りは、境川の源流から沢沿いの道を、センターへ。この沢は、11年前の集中豪雨で、大きな被害を出しました。キャビンが沢の土砂崩れで壊れ、沢の周囲の斜面が数か所崩れました。その後、東京都の施工で、沢の保全工事が行われ、センターのキャンプ場などの安全の確保が図られました。
大地沢青少年センターを取り巻く山林や登山道などの整備、保全の仕事は、財団法人相原保善会の方々が担っています。2か月ほど前にはJA堺支店で、相原保善会設立50周年の記念式典も行われました。
さて、夏鳥の話題では、4月には、渡ってきたばかりのセンダイムシクイを見ることができました。実は、この日は、まちだ〇ごと大作戦18-20の「あいはら夜祭り」の開催中で、イベントの一環として、早朝6時からバードウォッチングがあり、その手伝いをさせていただきました。
相原地区ではイノシシの出現頻度は、かなり高く、猟友会の皆さんによってワナが仕掛けられています。拓殖大学の敷地にクマが出たと記された看板も立てられています。4月のバードウォッチングの朝にも、テンとおぼしき動物が2頭目撃されました。イタチより少し大きめで、黄色みがかった体毛の色でした。
この、市内でも自然度の高い大地沢周辺地域をどうやって活用していくか。衆知を集めて良い企画を得たいと思います。今年の2月には、大地沢青少年センターの運営のあり方について、「子ども・子育て会議」から答申がなされ、現在の青少年に特化した施設から、もう少し広く一般利用にシフトしていくべきとの方向性も示されました。また、管理運営についても市直営から、民間活力の導入へということも提案されています。
大地沢周辺地域については、高尾山との地続きの土地でもあり、その長い歴史を踏まえながらも、新しい試みをしていく時期に来ていると思っています。

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