カワセミ通信84(2013年11月)
自由民権資料館での「町田自由民権カレッジ一期生」の展示
- カワセミ通信84
台風26号により大きな被害を受けた大島町の皆様に、お見舞いを申し上げるとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。町田市では、大島町の災害復旧支援として、罹災証明事務のために職員を派遣しました。また、前号でもお知らせしましたが、市民の皆さんからの義援金を募集しています。ご協力をお願いいたします。
秋が深まり、広袴の田んぼも稲のはさ掛けが終わりました。谷戸のうえをハイタカが横切って飛び、冬鳥のさきがけのジョウビタキが、例年よりやや遅く渡ってきました。
さて、現在、自由民権資料館では、「町田自由民権カレッジ一期生」の皆さんによる研究成果の展示会が開かれています。この自由民権カレッジは2009年度から始まり、一期が3年コースです。幕末から明治期の近代史の勉強から始まり、武相地域の歴史資料を読む講座が2年目、3年目には卒業論文を書いて発表します。
卒業論文集(非売品)は実は昨年2012年の5月に刊行されていますが、さらに多くの皆さんにご覧いただくよう卒業生と担当が協働して、今回、企画したものです。
研修生の22編の論文テーマは、自由民権運動そのものから、この時代の特筆すべき個人にいたるまで多彩で、かつどれも力作です。丹念に資料に当たって書かれているのが印象的です。中でも、個人的には、というより自分の趣味に近いこともあって、幕末から明治期にかけての「いけばな」に関するものと、当時としては稀な、女性の職業画家の話に興味をひかれました。
この展示会は11月24日までの日程です。晩秋の一日、どこかに予定を入れてみてはいかがでしょうか。また、卒業論文集は市立図書館などで見ることができます。
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