カワセミ通信77(2013年4月)
ご寄贈いただいた「ファイブストーンズ」
- カワセミ通信77
3月に入って急に暖かくなり、サクラは早々と、3月下旬に満開になりました。先日、町田市内のフットパスルートの一つ、小野路ルートを歩きました。暖かくなりましたが、今が、冬鳥の渡る前の名残りの季節です。アカハラがさえずりを始めています。シメが飛び、シロハラ、ツグミも小さい群れをつくっています。
ウソの10羽ほどの群れがフィーフィーと口笛を吹きながら谷を渡り、こずえの新芽を盛んについばんでいました。アオジやジョウビタキなどもまだ残っています。檜、杉、松そして椎の木の濃い緑をバックに、名残りの桜と新緑の春の景色に冬鳥の組み合わせ。小野路の、この里山の、この季節を感じました。
さて、先月末に市役所本庁舎西側の「こもれび広場」で、「ファイブストーンズ」の除幕式がありました。少し寒い日だったのですが、多くの市民の皆さんの参加で盛大にお祝いができました。「ファイブストーンズ」は、町田市在住の造形作家で日展参与でもある、三橋國民さんの石造彫刻作品です。中国で調達した御影石の費用など、制作費の一部は、町田市文化協会が広く市民に募金を呼びかけて負担し、この度、町田市に寄贈され、設置されたものです。
三橋さんは、ニューギニアの戦地でほぼ全滅した部隊の2人の生き残りの兵士として終戦を迎え、彫刻や絵画、書などを通じてそのモチーフを表現してきた方でもあります。改めて、文化協会の皆様と三橋様に感謝を申し上げます。
同じ日に、こちらは、市内の女性経営者の団体「国際ソロプチミスト町田」から、掛け時計をご寄贈いただきました。これまで、市役所本庁舎1階のワンストップロビーには掛け時計がなく、市民の皆さんからは時計を設置して欲しいという要望が出されていました。ソロプチミストの皆様のご厚意に感謝を申し上げます。
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