カワセミ通信78（2013年5月）

• カワセミ通信78

この春の天候は、例年より寒暖の差が激しかったようです。4月末までいたツグミ、アカハラ、マヒワやアオジが去ったあと、センダイムシクイ、オオルリ、キビタキなどのさえずりを聞けるようになりました。
広袴の雑木林も、ミズキの白い花が新緑の中に目立つようになりました。林床のなかには、キンランも咲いています。そのほかにも、市内のいくつかの雑木林でキンランやギンランを見つけることができました。
4月29日、日本全国からエントリーをいただきましたランナーを迎え、「武相マラソン」が開催されました。私も10キロメートルに出走しましたが、おととし夏の右ひざ半月板のケガもあって、それこそ、やっとの思いで、ゴールにたどり着きました。
1面でもお伝えしていますが、今月1日に、東京都に出向き、この2月に発足した「多摩都市モノレール町田方面延伸協議会」として、モノレールの町田方面への延伸について、安藤副知事に延伸整備の要請をいたしました。当日は、田中市議会議長をはじめ、延伸協議会のメンバーにもご参加をいただきました。
モノレールは、新交通システムと呼ばれるように、鉄道とは別の新しい交通手段として、道路の上に造られるものです。従って、多摩都市モノレールが通る「幹線道路」がなければ整備ができません。
現在、想定されているルートのうち、多摩市との境から下小山田町までについては、その幹線道路の計画がなされていません。そこで、2013（平成25）年度予算では、モノレールを導入する空間となる幹線道路について、都市計画決定の準備費用を計上しています。現地測量なども行い、その後、都市計画決定、事業認可を経て、道路の整備をすることになります。
まだまだ道のりは長いですが、一歩一歩、着実に進めていきたいと思っています。