カワセミ通信70(2012年9月)

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更新日:2012年9月26日

  • カワセミ通信70

まだまだ暑い日が続きますが、朝夕は、少し暑さが和らいできました。真光寺川上流には、周りの田んぼから稲穂のかぐわしい香りが流れています。空が高くなり、空気の透明感が増しています。
早朝、広袴神社の脇から西を見ると、富士山がくっきり見え、三つ峠山や滝子山も望めるようになりました。南への渡りの途中と思われる、サンショウクイがピリリ、ピリリと鳴きながら上空を飛んでいきました。
さて、先月末に、東京都市長会の研修で、宮城県仙台市と女川町に出張しました。女川町については、東京都と23区そして多摩26市との間で、震災がれき(主に木材)の都内での焼却処理の協定を昨年11月に交わしました。町田市でも11月に受け入れ焼却を予定しています。
現地では、女川町の町長、職員の方から説明を受け、搬出されている災害廃棄物には放射線の影響がないことを再確認してきました。現地の方々が一生懸命に手選別をした燃えるごみを、3月から東京都内の各工場へ搬出をしているにもかかわらず、女川町現地の瓦礫の山は、依然として、町全体に山積みされていて、2月に見たときと比べてもほとんど片付いていないという印象でした。
津波の被害については、多くの報道もされていますので、実情の一端は市民の皆様もご存知かと思います。しかし、あまり知られていませんが、仙台市では3月11日の地震と1ヵ月後の4月7日の大きな余震で、内陸部において市民の住宅地に甚大な被害が出ています。
仙台市長の説明では、仙台の家屋被害では、津波による被害と宅地の崩壊による被害の二種類があり、宅地の崩壊被害の方が大規模で、津波被災地の復興事業が4,000世帯に対して、宅地は5,080宅地に及ぶ被災規模になっています。
町田市は、大規模地震災害について、地域防災計画の見直し作業中ですが、仙台市の事例からは、建物だけではなく、宅地についても被害を少なくするための「宅地防災、減災」の取り組みの具体化が必要だと再認識させられました。

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