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よう壁などの点検を
近年、全国各地において、地震や集中豪雨の増加、よう壁の老朽化などの要因により、がけやよう壁が崩れる事例が発生しています。がけやよう壁が崩れると、人命や建物などに大きな被害が及ぶ可能性があります。このような被害を未然に防ぐには、所有者が日常的にがけやよう壁の点検を行い、ご自身の所有地を良好に管理することが大切です。危ない石積みや土留めは補強し、雨水の排水をよくするなど、安全対策に心掛けましょう。
また、ご自身で点検される場合は、下記の点検ポイントを参考にしてください。ご自身での点検が難しい場合は、建築士や技術士などの専門家にご相談することをお勧めします。
なお、よう壁などを築造するときは事前の許可が必要となることがあります。よう壁の築造に関するお問い合わせは、工事に着手する前までに建築開発審査課へご相談ください。
よう壁とは
高低差のある傾斜地などで斜面の土砂を保護し、がけ崩れを防止するために造られる構造物(工作物)です。
点検のポイント
よう壁
- 石積みブロックにふくらみやひび割れ、傾き、ズレがないか。
- コンクリートよう壁にふくらみやひび割れ、傾き、ズレがないか。
- 水抜き穴がごみなどで詰まっていないか。
排水溝
- 落ち葉やごみ、土砂が積もって雨水の排水が滞っていないか。
- 排水溝のズレや破損がないか。
がけ
- がけからの湧水、落石がないか。
- 落ち葉やごみ、土砂ががけに積もっていないか。
- がけ面の途中に倒れそうな樹木がないか。
注記:がけとは、水平な地面に対し30度を超える傾斜した土地のこと。
建物周辺
- 宅地内に地割れ、陥没がないか。
点検後のポイント
点検の結果で気になることがある場合は、建築士や技術士などの専門家にご相談することをお勧めします。
なお、町田市では、築年数が経過し劣化が見られるよう壁のある宅地において、新たに建物を建築する計画がある場合、既存のよう壁を造り直すことを推奨しています。
