カワセミ通信176(2021年10月)
万松寺谷戸から結道へ、秋の里山を歩きました。この季節、野鳥は留鳥だけですが、それでも、小型の鷹のツミやアオゲラ、コジュケイの声が谷戸に響き、シジュウカラ、エナガ、メジロなどの混群も見られるようになりました。
稲刈り直前の谷戸田周辺の枯れ色のなか、野草のほうはまだ賑やかで、ややピンクがかった赤、オペラ色のツリフネソウが目につきました。かなりの数の株数で、谷戸の景色を引き立たせるように、光を放っていました。
さて、市民・地域団体・企業の皆さまの活躍で大変な盛り上がりを見せた「まちだ〇ごと大作戦18-20+1」(以下、同作戦)も年内で終了となります。先日、この同作戦実行委員会の深澤委員長、安達副委員長と私の3人で、振り返りの座談会を持ちました。
同作戦のきっかけは、市制60周年の記念事業をどうするか、という議論から始まり、記念式典などは省略させていただき、町田市全域の市民が参加できる企画でいくことになりました。
実行委員長も副委員長も「最初はどうなるか、みんなが積極的に参加して盛り上がるのか、正直、心配だった」と振り返っての感想でした。しかし、300以上の作戦がエントリーされ、事業に参加した市民は200万人を超え、「市民の力、発想力を感じた、人と人のつながり・結束が感じられた」との評価もお話しされました。
スタートの時の議論で「みんなのやりたいことを実現する」という趣旨を提案した際に、ある地区の会長さんから「やりたいことに規制をかけているのは市役所ではないか」とのお叱りをいただき、市役所の職員は、少なくとも同作戦の際の「規制」をどれだけ緩和できるか、それが職員のチャレンジだ、ということになりました。
同作戦で自主的・独創的なアイデアが作戦として実際に数多く実行できたのは、もちろん市民の力ではありますが、職員の陰の努力も少しはあったのかなと思っています。
まちだ◯ごと大作戦18-20+1「作戦会議」の様子
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