カワセミ通信53(2011年4月)

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更新日:2011年4月11日

カワセミ通信53

 東日本大震災から丸1か月が経過します。毎日ニュースで甚大な被害が伝えられ、改めて未曾有の災害であることを認識します。この度の東日本大震災によって亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
 被災された方々にご縁のある市民の皆さんのご心中は察して余りあるものと存じます。町田市としては、時間の経過とともに変化する必要な要望に応えるべく、災害募金や被災地への市職員の派遣、救援物資搬送など一日も早い立ち直りへの支援を引き続き行ってまいります。あらためて、市民の皆さんの災害復興への支援をお願いいたします。
 発災当日の夜の帰宅困難者への整理誘導や避難所の開設から始まり、計画停電の広報や被災者受け入れ、被災地支援など、災害対応と被災地支援活動などに連日携わっているうちに、4月を迎えました。気がつけば、この1か月の間に季節が進み、本格的に春になりました。
 早朝、6時前に広袴のクヌギ、コナラ林を訪ねました。そこで一本のコナラの木に背をもたせて、長い間じっと立ったまま、その「春」を感じていました。遠くで、小田急多摩線の電車の音がしているなか、ウグイス、キジバト、シジュウカラやメジロの囀りを聞きながら、アオゲラ、モズ、ツグミ、シロハラが林内を移動しているのを、じっと目で追っていました。
 今年はお彼岸を過ぎても寒さが続き、桜の開花も少し遅れたようです。草木の花はそれこそ一斉に咲き始めました。樹木の開花だけでもソメイヨシノ、コブシ、レンギョウ、トサミズキ、サンシュユ、アセビ等々、名前を挙げたら紙幅が足りなくなるくらいです。真光寺川の流域にも、春がやってきました。
 こうして春を感じ記すことができるだけでも、そのありがたさが身にしみます。被災地では、春を感じる心の余裕は無いかもしれません。しかし、復興に向けた活動の先には、必ず季節を感じられる生活が待っています。
 被災地の方々を想い、現地で支援に当たっている方々に感謝し、市役所として、これからも迅速な支援をしていくという意志を強くもって、巡ってきた季節を、時を失わないようにしようと思います。

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