カワセミ通信56(2011年7月)

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更新日:2011年7月11日

カワセミ通信56

 梅雨時は何かと出不精になり勝ちです。先月の末に、思い切って雨の中、相原地区にある、大地沢一帯を歩きました。青少年センターの前を抜け、東京都の森林保全事業で間伐している急斜面を登り、草戸山手前の草戸山峠へ。戻りは尾根道を段木入の広場から沢沿いに下ってきました。
 雨降りでも森の中なら帽子で充分しのぐことができました。キビタキの囀りが多く聞かれ、メジロやウグイスの囀りもにぎやかで、同じウグイス科のヤブサメも聞かれました。夕刻や夜によく鳴くホトトギスも、雨で少し暗いせいか、あちこちで声が聞かれました。
春の渡りの季節だけでなく、夏の繁殖期にもキビタキやヤブサメがいるということから、フクロウやアオバズクの鳴く小野路、小山田地区などと並んで自然度の高い地域であることがわかります。
 山道の木々の緑が霧に煙ったようになり、雨の風情も捨てたものではないな、と思いました。山百合やテイカカズラ(定家葛)の白い花の色は雨の季節に似合っているようです。足ごしらえをしっかりして、足元に気をつけさえすれば、雨の大地沢の山も意外にお勧めです。
 梅雨時といっても、晴れ間にはかなり暑くなります。すでに、熊谷市では、39.8度を記録しました。一方で、電気の供給力が落ちて、節電が求められていますが、さまざまな節電の工夫をしていただくとともに、熱中症の対策も大切です。
 「広報まちだ」の今月1日号でお知らせしましたが、町田市では、75歳以上の一人暮らしの高齢者のお宅を、市内12ヶ所の地域高齢者支援センター職員が訪問します。その際、クールスカーフなどをお渡ししながら、暑いときにはエアコンを使うこととか水分をこまめに取ることなどをお勧めして、熱中症の予防を呼びかけていきます。
 今年もやや暑い夏になりそうです。市民の皆様には、この夏を健康で乗り切っていただきたいと思います。高齢者のお宅のご近所の方には特にお気遣いをよろしくお願いいたします。

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