カワセミ通信28(2009年2月)

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更新日:2009年2月11日

カワセミ通信28
 今年の冬は気圧配置の変化が多く、寒暖を繰り返しているようです。
 気温の高い日にはカラスやタカ類が雌雄一緒に空を舞う繁殖行動が見られるようになりました。先日も、ハイタカらしいタカ二羽が、真光寺川上空を通過していきました。
 自宅から少し離れた図師小野路地区の里山(谷戸山)を訪ねました。この地域は東京都の歴史環境保全地域に指定されているエリアです。全体で約36ヘクタール、山林と水田を中心とした、昔からの里山の風景がそのまま残されています。その風景の背後にはそれを支えている活動があります。ここでは、町田歴環管理組合の人たちを中心に一般の市民もボランティアとして加わって、歴史的な環境を守る趣旨で、旧来の農法によって「田んぼ」が営まれています。
 早朝にいくつかの谷戸と尾根筋を歩きました。万松寺谷戸、白山尾根、白山谷戸、五反田谷戸、長尾根、神明谷戸、奈良ばい谷戸など、それぞれが美しい里山の風景を形づくっています。
 朝の冷気の中で、田んぼの畦にはロゼッタ様に広がった葉の上に霜が降りて白く輝き、美しい造形を見せています。豊かな環境の中で、野鳥も多様な種類が生息しています。その日は、ベニマシコの声が葦の茂みから聞こえ、アカゲラの声を聞き、シメも見ることができました。美しい瑠璃色をしたルリビタキの雄やカケスなど、静かな山里に冬鳥を楽しむことができました。
 先月の末に、観光コンベンション協会の設立発起人会がありました。4月には協会が正式に発足する予定です。また、先日は、日本フットパス協会の設立記念シンポジウム、花のまちシンポジウムも開かれ、このあと21日(土曜日)には「北部丘陵」関連のシンポジウムも予定されています。今年の年明け早々には、朝日新聞本社企画の「にほんの里100選」に、小野路地域が東京で唯一選ばれています。
 これまでの市民のさまざまな取り組みと努力によって、町田市は、「環境先進都市」という都市像にまた一歩近づいたのではないかと思います。

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