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「町田市公共事業景観形成指針(町田市景観指南書)」(2013年2月策定)
町田市では、2009年12月に「町田市景観計画」を策定し、“生活風景に魅力と豊かさを感じられるまち”を基本理念とし、市民、事業者、行政の協働による景観づくりに取り組んでいます。
市の景観を構成する重要な要素である道路、河川、公園、学校や図書館等の公共施設の整備にあたり、行政が率先して良好な景観の形成に努め、景観づくりを先導するため、景観づくりの考え方や配慮内容を示した「町田市公共事業景観形成指針(町田市景観指南書)」を策定しました。
また、市政情報課で販売しています。(販売価格900円)
指針の内容は、こちらからご覧になれます。
指針の概要
位置づけ
町田市景観条例(平成21(2009)年6月条例第23号)第16条の規定により定めています。
対象施設
道路、橋梁、河川・水路、公園・緑地、公共建築物、公共サイン、駐車場・駐輪場等の他、景観に影響のある公共事業を対象としています。
公共施設整備における景観形成の基本的な考え方
地域で長い間守られてきた魅力的な景観を大切にし、景観づくりを行うという「つながり」の姿勢を町田市の景観づくりの基本的な考え方としています。
基本的な配慮内容の例
道路
- 谷戸等の自然地形に配慮した道路線形
- 周囲の景観との連続性や一体感に配慮した舗装(例1)
- 周囲に馴染むよう形態や色彩に配慮した柵や照明柱等(例2)
- 地域らしさを演出する樹木や花壇など
例1:周囲の景観との連続性や一体感に配慮した舗装
インターロッキングや平板、カラーアスファルト等の舗装を用いる場合は、次の事柄を考慮する。
- 広域的な調和や交差する道路の舗装との調和に配慮する。
- 必要に応じて、民地の舗装に配慮し、模様等の特徴的な舗装は避ける。
- まち並みと調和し突出しない素材や色彩とし、落ち着いた色を基本に、単色もしくは明るさの近い色を組み合わせて用いる。
- 単色を用いる場合は、単調になりすぎないように、色むらや表面の仕上げに表情のある素材を選定する。
例2:周囲に馴染むよう形態や色彩に配慮した柵や照明柱等
- 柵や照明柱、その他の道路占用物は、シンプルで控えめな形態意匠や落ち着いた色彩にするとともに、周囲のまち並み景観や自然景観への眺めを阻害することなく、馴染むよう配慮する。
例1)表面の仕上げに表情のある単色のブロックを用いた舗装
例2)シンプルな形態や落ち着いた色彩の柵や照明柱等
運用方法
市をはじめ、国や都、公共的団体等が公共事業を施行する際には、この指針に沿って地域景観への適切な配慮に努めるよう求めます。
また、市の行う事業や市有地内や市の補助金を受けて行われる事業のうち、施設の規模や景観への影響の大きいものは、景観アドバイザーを交えた協議を行いながら事業を進めます。