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「まちだの木」活用プロジェクト

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更新日:2025年11月18日

「まちだの木」活用プロジェクトについて

市では、2024年4月に脱炭素社会の実現に資することを目的に、「町田市公共建築物等における多摩産材等利用推進方針」を策定し、多摩産材をはじめとする国産木材の積極的な活用を進めています。
この方針に沿って、里山の整備や道路の維持管理などにより伐採した木材・竹材を処分せずに活用する取り組みを、「『まちだの木』活用プロジェクト」と称し、普及啓発や活用検証を重ねています。

取り組み内容

市内の里山の整備や道路の維持管理により伐採した、木材・竹材などを活用した取り組みを紹介します。
今後も随時取り組み内容を紹介していきます。

里山の取り組み:里山の現状と放置竹林の整備・竹材の活用

町田市の森林の多くは、かつて「里山」と呼ばれた二次林(雑木林)です。木は伐採し薪や炭などの燃料として、竹は竹かごなどに加工し農作業の道具として使われ、森林資源は地域の生活の基盤となっていました。このような森林では、人の手が適度に入ることで森林の資源が循環し、生物の多様性や良好な景観を維持していました。
現在では、産業構造や生活様式の変化から森林に人の手が入ることがなくなり手入れの行き届かない山林や農地が増え、倒木や不法投棄など様々な課題が生じています。
一部の地域では、NPO法人や市民団体により、里山の環境を再生し保全する取り組みが行われており、再生された里山では景観が蘇り、生物の多様性も再生・維持されています。
これらの課題を解決するためには、時代に即した「新たな里山資源の循環」を実現することが必要です。

竹林の多い小野路地域では、市民団体による竹林整備と発生した竹材の活用に取り組んでいます。
市では、放置竹林の課題解決に先駆的に取り組む企業と包括的連携協定を締結し、小野路地域の市民団体と協働して放置竹林の課題解決に取り組んでいます。

荒廃した竹林(小野路地域)

関連情報

町田市と協働事業協定を締結し竹林の整備と竹材の活用を行っている市民団体のサイトです。

道路の取り組み:道路の維持管理と街路樹の活用

市では、老木化や大径木化などで本来の役割を果たせなくなり伐採をした街路樹を「新たな資源」として活用することで、街路樹の新たな価値を生み出す取り組みを行っています。
2024年3月29日に、飛騨産業株式会社(岐阜県高山市)と事業連携協定を締結し、伐採した街路樹の個性を活かした家具などの商品化や公共空間などでの利用に向け、製品化に取り組んでいます。これらの製品は市民の皆様や事業者の方にもお買い求めいただけます。
また、先行して製品化した家具は、市庁舎2階食堂(キッチンパチパチ)で、実際にご利用いただけます。

関連情報

学校法人玉川学園と事業連携協定を締結

市と学校法人玉川学園が、市内の樹木の活用と循環という共通使命のもと、それぞれの取組である『「まちだの木」活用プロジェクト』と、『Tamagawa Mokurin Project』による、事業連携協定を締結いたしました。
市内の樹木の活用と循環という共通使命を持つパートナーとして、町田市と学校法人玉川学園が相互に連携及び協力し、教育活動や共同研究など様々な取り組みに共に挑戦することで、豊かな自然環境と教育機関、活気ある市民社会を持つ町田市のポテンシャルのひとつである市内の木と森を軸とした持続可能な社会の形成や、環境・地域社会の発展への貢献を目指していきます。

詳細情報

2025年度玉川学園×町田市連携イルミネーション企画“竹あかり・ゆらぎの丘”

概要

町田市と学校法人玉川学園が連携し、景観の阻害や生態系への影響など社会問題化している放置竹林の活用をテーマとしたイルミネーション演出企画 “竹あかり・ゆらぎの丘”を実施します。
本企画では、町田市と学校法人玉川学園が締結する協定に基づき、玉川大学の学生が放置竹林について学びながら竹の活用検証を実践しています。

日時

2025年12月1日(月曜日)から12月3日(水曜日)まで

会場

玉川学園敷地内(小田急線「玉川学園駅前」北口から徒歩約5分 教育棟周辺) (注記)車での来訪はご遠慮ください。

主催

学校法人玉川学園

企画

玉川学園 Tamagawa Mokurin Project、玉川大学学術研究所(田中敬一特別研究員)

協力

町田市(「まちだの木」活用プロジェクト)

関連情報

芹ヶ谷公園 緑の物語をつくるワークショップ
竹あかりで使用した竹材は、芹ヶ谷公園のワークショップで「バイオ炭(植物を高温で焼いた炭)」を焼成する素材の一部に活用します。ぜひお越しください。

  • イベント名:2025年度第2回「未来の地球をまもるバイオ炭づくり体験~焼き芋も楽しもう!~編」
  • 開催日時:2025年12月6日(土曜日)午前10時30分から午後1時まで(受付は午前10時15分から) 注記:雨天等の場合は中止
  • 会場:芹ヶ谷公園(滑り台上芝生広場周辺)
  • 講師:友常 満利 氏(玉川大学 農学部 准教授)
  • 参加方法:要申込(リンク参照)

(終了)2025年度イベントスタジオ出展企画「まちだの木」活用プロジェクト ~見て・触れて「まちだの木」を体験!~

概要

国が毎年10月に定めている「木材利用促進月間」に合わせ、「“まちだの木”から生まれる新しい価値」をキャッチコピーに、「まちだの木」活用プロジェクトの取り組みを普及・啓発することを目的に、市庁舎イベントスタジオへブース出展を行います。
イベント期間中はパネル紹介や、「まちだの木」を使った物品の展示やワークショップを実施するほか、市内の木材活用事例の紹介などを行います。
広葉樹ならではの「まちだの木」のぬくもりにぜひ、触れてみてください。

日時

2025年10月27日(月曜日)から10月31日(金曜日)まで
午前8時30分から午後5時まで
(注記)10月31日(金曜日)は午後3時まで

会場

市庁舎1階イベントスタジオ内

内容

  1. パネル展示
  2. 「まちだの木」活用事例展示
  3. 市内の木材活用事例紹介
  4. ワークショップ

ワークショップ企画「まちだの木」で小物をつくろう!(1)

「まちだの木」を使って、かわいいキーホルダーや小物入れを作ります。

  • 企画:くうちん工房

日時

2025年10月28日(火曜日)
午前9時30分から午後4時まで

内容

料金:無料
予約:不要。直接会場へお越しください。
所用時間:約20分程度
(注記)未就学児のお子様は保護者同伴。

  • 子ども向け:キーホルダーづくり(先着15名)
  • 大人向け:小物入れ(先着10名)

ワークショップ企画「まちだの木」で小物をつくろう!(2)

「まちだの木」を使って、好きなところに挟んで使えるアロマウッドを作ります。

  • 企画:飛騨産業株式会社

日時

2025年10月29日(水曜日)
午前10時から午後3時まで

内容

料金:無料
予約:不要。直接会場へお越しください(先着順)。
所用時間:約20分程度
(注記)未就学児のお子様は保護者同伴。

市内の木材活用事例の紹介(Tamagawa Mokurin Project)

市内の樹木の活用と循環という共通使命のもと、新たに町田市と事業連携協定を結んだ学校法人玉川学園の取組「Tamagawa Mokurin Project」の取り組み展示を行います。
期間中は、玉川大学のキャンパスで育った木材を使った「年輪はんこ」のスタンプ体験をすることができます。

  • 企画:学校法人玉川学園

日時

本イベント開催期間中常設

内容

  • パネル展示
  • 「年輪はんこ」スタンプ体験

(終了)2024年度玉川学園×町田市 連携イルミネーション「竹あかりが息づく気づきの丘」

竹あかりバナー画像

概要

市と学校法人玉川学園が連携し、景観の阻害や生態系への影響など社会問題化している放置竹林の再生と活用をテーマとしたイルミネーション演出企画「竹あかりが息づく気づきの丘」を実施しました。
本企画では、小野路地域にある竹林で伐採した竹を、竹あかりの材料の一部として使用しました。
伐採に当たっては学校法人玉川学園と協働で作業を行いました。

日時

2024年12月2日(月曜日)から12月4日(水曜日)まで

会場

玉川学園芝生広場

主催

学校法人玉川学園

企画

玉川学園 Tamagawa Mokurin Project、玉川大学学術研究所(田中敬一特別研究員)

協力

町田市(「まちだの木」活用プロジェクト)

竹あかりの実施風景竹あかりの風景

準備及び展示の様子

詳細情報

(終了)2024年度イベントスタジオ出展企画「まちだの木」活用プロジェクト~”里山”にふれる・”木”と親しむ~

概要

「まちだの木」活用プロジェクトの取り組みを普及・啓発することを目的に、市庁舎イベントスタジオへブース出展を行いました。

日時

2024年10月28日(月曜日)から11月1日(金曜日)まで

会場

市庁舎1階イベントスタジオ内

内容

  1. パネル展示
  2. 森林の役割と現状の紹介
  3. まちだの里山での取り組みや街路樹に関する取り組みの紹介など
  4. 制作物展示:伐採した街路樹を活用したテーブルセットや玩具、オブジェ、里山整備で伐採した竹を活用した竹灯籠など
  5. 事業連携協定締結企業、協働事業協定締結団体による取り組みの紹介

協力企業・団体

飛騨産業株式会社、特定非営利活動法人まちだ結の里、特定非営利活動法人鶴見川源流ネットワーク 、小野路竹倶楽部

展示期間中の様子

関連情報