カワセミ通信130(2017年10月)
自然の中で元気いっぱい
- カワセミ通信130
朝夕の気温が下がって、すっかり秋色になってきました。柿、栗、モズの高鳴き、コオロギの声、高い空。夏の暑さが消えたせいか、我が家の犬も、このところ元気よく朝の散歩に飛び出していきます。
先日、ざくろの実をたくさん収穫しました。中身を取り出し絞ってジュースにして、楽しんでいます。
野鳥のほうは、秋の渡りの季節です。ツバメもすでに南に渡っています。ノビタキやエゾビタキなどのヒタキ類、また、その他の多くの夏鳥も旅立っています。市内では、あまり見ることはありませんが、ワシタカの仲間のサシバも今月半ばまでで渡りをしていきました。
代わって、北からジョウビタキが、これもヒタキ類ですが、冬鳥のトップを切って渡ってきています。冬鳥の多くは11月に入ってやってきます。特にカモ類は早めにやってきますので池や川をチェックしてみてください。これは、季節の変化を最初に見つけるという楽しみでもあります。
さて、今月はじめに、市内3番目の「常設の冒険遊び場」が小山田桜台にある、谷戸池公園にオープンしました。冒険遊び場は、いつも子どもたちがやってみたいと思っていてもできないこと、たとえば、のこぎりを使うこと、釘を打つこと、急な崖を登る、大きな木に登るなどなど。そんなことができる遊び場です。
いつもは保護者などから止められていることが、自由にできる、人気のある場所です。ただし、冒険遊び場では「ケガと弁当は自分もち」、すなわち、自己責任の原則があります。
もちろん、遊び場の整備をはじめ、自発性を尊重しながら「遊び」を教えること、遊びの道具立てをするなどは、プレーリーダーと呼ばれる大人が見守りながら運営をしています。ここ、谷戸池公園冒険あそび場は、そうしたプレーリーダーの活動を小山田桜台まちづくり協議会や青少年健全育成小山田地区委員会、小山田南小学校保護者と教職員の会の方々に支えられています。自然の中での自由な遊びの機会が減っている昨今、「遊び」の選択肢を増やし、子どもの居場所の選択肢を増やすことは大切なことと考えています。今後もさらにこうした冒険遊び場を増設していく予定です。地域の皆さんの一層の支援をお願いいたします。
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