VOC(揮発性有機化合物)対策について

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更新日:2022年9月13日

大気中のVOC(揮発性有機化合物)は光化学オキシダントの発生要因となるため、その削減が求められています。関東地域でも、夏季を中心に光化学オキシダントが高濃度になり、光化学スモッグ注意報が発令されることがあります。
ディーゼル車排出ガス規制等により、光化学オキシダントの原因物質は排出削減が進んだにもかかわらず、光化学オキシダント濃度がなかなか低減しない理由の一つとして、窒素酸化物の減少に対してVOCの削減が不十分ということが考えられています。
また、VOCは微小粒子状物質(PM2.5)を生成する原因物質でもあり、人体に有害な物質を含むことから、環境リスク低減のためにも排出量の削減が必要です。
ご家庭や事業所等でのVOC排出抑制にご協力をお願いします。

VOC(揮発性有機化合物)とは

Volatile Organic Compounds
空気中に揮発しやすい有機化合物の総称です。
代表的なものは、塗料、印刷インキ、接着剤、洗浄剤、ガソリン、シンナーなどに含まれるトルエン、キシレン、酢酸エチルなどです。

家庭でできるVOC対策

工場等での作業だけでなく、一般家庭やオフィスで使われる製品にも、VOCが含まれ、大気中に放出されるものがあります。
代表的なもの:エアゾールスプレーのガス(可燃性のもの)、家庭用塗料カー用品類医薬品・化粧品防虫剤(パラジクロロベンゼン)など
これらの製品を購入する際には、できるだけVOCが少ないものを選ぶなど、暮らしの中でのVOC対策にご協力をお願いします。

工場・事業場でのVOC対策

VOCの排出量を減らすことは、大気環境の改善につながるだけでなく、作業工程の見直し等による原材料費の削減、作業効率の向上などメリットがあります。
環境省と東京都ではVOC対策のマニュアルやガイドを作成しています。
また、東京都にはVOC対策アドバイザー派遣制度等VOC排出事業者の自主的取り組みを支援するさまざまなメニューがあります。ぜひご覧ください。

また、一定規模以上の化学物質を取り扱う事業者は、化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)や東京都環境確保条例に基づき、事業所で扱う化学物質の適正管理に努めなければなりません。以下のページをご確認いただき、必要な管理、報告をお願いいたします。

このページの担当課へのお問い合わせ
環境資源部 環境共生課

電話:042-724-2711

ファックス:050-3160-5478

WEBでのお問い合わせ