外来種について

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更新日:2023年6月16日

町田生きもの情報の画像

外来種(外来生物)は生態系に影響を及ぼす可能性があります

もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域に移動させられた生きものを”外来種”といいます。こうした外来種は、その土地に昔から住んでいた種(在来種)の食べ物や棲みかを奪ったり、在来種との雑種を生み出すなど、生態系のバランスに影響を与えていると言われています。

「特定外来生物」に注意!

外来種の中でも、被害や生態系への影響が大きい種を「特定外来生物」といいます。これらについては輸入や飼育・栽培、放すこと・種まき等が法律で禁止されていて、違反すると罰せられます。きれいな花だからといって、野生の植物を持ち帰って自宅の周りに植えたりすることはやめましょう。

市内で確認されている外来生物

オオキンケイギク【特定外来生物】

北アメリカ原産で、5月から7月に咲く鮮やかな黄色い花が特徴。
緑化に使用され全国的に広まっており、在来植物と競合する。

アレチウリ【特定外来生物】

北アメリカ原産のウリ科植物。
ゴミ捨て場や川原などに繁茂し、在来植物を駆逐する。

ガビチョウ【特定外来生物】

中国南部からベトナム北部に分布。
鳴き声に特徴があり、鑑賞・愛玩用に輸入されたものが野生化した。
在来種との競合が懸念されている。

アカボシゴマダラ【特定外来生物】

奄美大島周辺、中国、台湾などに生息するチョウ。
町田市近郊で観察されるものは、中国原産のものが放蝶されたと言われている。

アライグマ【特定外来生物】

野菜、ごみ、ペットのエサをあさる。
ペットとして輸入されたが、大きくなると凶暴で、飼えなくなった個体が野生化し、増えている。

ハクビシン

野菜や庭の果樹などの食害がある。
木登りが得意で、電線の上などで目撃されることもある。

アカミミガメ【条件付特定外来生物】

”ミドリガメ”と称され、かつて縁日などで小さいものが売られていたが、飼えなくなった個体が放された。北アメリカ原産のカメでミシシッピアカミミガメ、キバラガメ、カンバーランドキミミガメの3亜種に分類される。ニホンイシガメなど在来のカメを駆逐する。

アメリカザリガニ【条件付特定外来生物】

水辺の生態系に対して、大きな影響を与えていることが明らかになっている。

アメリカザリガニが生態系に与える影響などについて学び、釣りを行うイベントを開催しました。

アメリカオニアザミ

草丈は50から150センチ。様々な草地に生えるが、路傍や空き地に多い。茎には翼(ひれのようなもの)がある。とげは葉の周辺部だけでなく、葉の表面、茎の翼(ひれのようなもの)にもあり、大きくて鋭い。在来種の生態系を狂わせる以外に、硬いトゲに注意が必要。

駆除の際の注意:絶対に素手で触らずに、厚いゴムや革製の手袋をしてケガをしないように注意をしましょう。花を摘んだだけでは枯れないので、基部から抜きとるか、スコップなどで根から掘り取ってください。

生きもの発見レポートでも、外来種が投稿されています

「屋外で見たことがないカブトムシが死んでいました」とコメント付きで投稿がありました。
飼育されていた個体が屋外に逃げ出した可能性がありますが、外国産のカブトムシやクワガタを屋外に放すことは、もともと日本にいたカブトムシやクワガタの餌やすみかを奪ってしまう、病気を広めてしまう、などの問題が懸念されます。飼い始めたら、最後まで責任を持って飼育・管理しましょう。

関連ページ

一人ひとりができること

外来生物は、人間が外国から持ち込んで自然に放したり、飼っていた生物を逃がしたりしてしまうことによって、拡がってしまいます。
生物を飼う際には、「入れない」「捨てない」「拡げない」の外来生物被害予防三原則を守りましょう。

「入れない」

外来生物の拡がりは、外国から生物を入れないことで防ぐことが出来ます。

  • 外国から生物を持ちこむことはやめましょう。

「捨てない」

飼えなくなって、野外に捨ててしまうと、その外来生物が思わぬ被害を生み出してしまう可能性があります。

  • 飼いたい生物の成長後の大きさや性格、寿命などを事前に調べて、きちんと最後まで飼えるのかを、よく考えましょう。
  • 飼い始めたら、最後まで責任を持って飼育・管理しましょう。

「拡げない」

すでに野外に繁殖してしまっている外来生物に関しては、それ以上拡げないことが大切です。

  • どんなにめずらしい生物であっても、むやみに持ちこまないようにしましょう。

環境省チラシ

国・東京都の情報へのリンク

外来生物法の概要や、特定外来生物一覧などを閲覧することが出来ます。

様々な外来生物を調べることが出来ます。

東京都環境局自然環境部が運営する特定外来生物に関する学習サイトです。

町田市の生きもの情報

このページの担当課へのお問い合わせ
環境資源部 環境共生課

電話:042-724-4391

ファックス:050-3160-5478

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