ペットの飼育に関するマナー

このページの情報をフェイスブックでシェアします

このページの情報をツイッターでシェアします

このページの情報をラインでシェアします

更新日:2024年2月14日

ペットとの生活は楽しいものです。
しかし、ペットを飼うということは、その命とともにペットの一生分の幸せを預かるということでもあります。
あなたのペットが快適な環境で暮らし、一生を幸せに過ごせるように、毎日愛情をこめて世話をし、ペットにとって一番の飼い主になって下さい。

地域社会との調和にも気を配りましょう

ただ、ペットの思い通りに行動させることが、ペットの幸せにつながるとは限りません。たとえば、犬の鳴き声や、屋外に出てしまった猫のフン等は、近隣に迷惑をかけてしまうことがあります。たとえ、それがペットにとっては動物本来の行動だったとしても、地域社会で暮らしている以上、飼い主がご近所との調和も考え、人間社会のルールというものを守らせなければなりません。かわいいペットをご近所の悪者にしないことも、飼い主としての大切な愛情です。

犬の飼い主に守っていただきたい4箇条

(1)責任をもって最後までお世話をしましょう

健康・安全に気を配り、最後まで責任をもって飼いましょう。
家族の一員として、たくさんふれあいながら、社会性を身につけさせましょう。
市では犬と楽しく暮らすための基礎講座を行っています。

(2)近隣への配慮を忘れないようにしましょう

地域の中には動物が好きな人がいれば苦手と感じている人やアレルギーを持っている人など様々な人がいます。
飼い主として周囲の方への配慮を忘れないようにしましょう。

・犬を放してはいけません(ノーリードの禁止)

犬をリード(引き綱)でつながずに散歩させることは、東京都の条例で禁止されています。違反時には罰則を受ける場合があります。小型犬やおとなしい犬でも、何かの拍子に人をかんだり、苦手な人に恐怖感を与えることがあります。公共の場所では、リードを短く持ち、確実に犬を制御できる人が散歩させなければなりません。

・フン・尿の後始末を忘れずに

トイレは散歩前にするようにしつけましょう。散歩中にしてしまったフンは必ず持ち帰り、尿はペットボトル等で持参した水で洗い流して下さい。自宅敷地内で排泄した場合も、周囲へ臭いをさせないよう気をつけましょう。

・むだぼえをさせないようにしつけましょう

番犬にほえ声は大切かもしれませんが、都市部や住宅地等では鳴き声が近隣の迷惑になる場合があります。犬は嬉しいときや悲しい時等にほえるものですが、必要以上にほえる場合は、必ず原因があります。むだぼえは、根気よくしつけ直すことで改善が見込める場合もありますが、生活環境に不満がある場合や、病気等のために鳴き続けることもあります。難しい場合は、しつけ教室やドッグ・トレーナー等も利用してみましょう。

(3)迷子・災害・盗難に備え、飼い主が分かるようにしておきましょう

犬鑑札・狂犬病予防注射済票・名札・マイクロチップなどをつけ、飼い主のそばから離れた時でも所有者が分かるようにしておきましょう。
特に犬鑑札・狂犬病予防注射済票は狂犬病予防法により犬に装着することが義務付けられています。

(4)人に危害を加えてしまったときは必要な処置を行いましょう

何かの拍子に人を噛んでしまったり、怪我をさせてしまった場合には誠意ある対応を心がけましょう。
相手の方には必要な医療を案内するとともに、飼い主は24時間以内に事故発生届出書を市に提出する義務があります。
まずは市までご連絡をお願いします。

猫の飼い主に守っていただきたい5箇条

(1)責任をもって最後までお世話をしましょう

健康・安全に気を配り、最後まで責任をもって飼いましょう。
家族の一員として、たくさんふれあいながら、社会性を身につけさせましょう。
市では猫の飼い方講座を配信しています。

(2)近隣への配慮を忘れないようにしましょう

地域の中には動物が好きな人がいれば苦手と感じている人やアレルギーを持っている人など様々な人がいます。
飼い主として周囲の方への配慮を忘れないようにしましょう。

・室内で飼いましょう

外にいる猫はフン・尿やいたずら等で、近隣に迷惑をかけることがあります。猫が屋外に出る場合は、必ず自宅でトイレをさせるようにしつけ、近隣へ臭いがしないような配慮をすることが必要です。また、猫は屋外で飼うと交通事故にあったり感染症にかかるリスクが高まり、寿命が短くなるとも言われていますので、猫のためにも室内飼いをおすすめします。

(3)猫が増えすぎないよう、不妊・去勢手術をしましょう

猫が屋外に出てしまう場合は、必ず不妊・去勢手術を受けさせましょう。猫は繁殖力が強く、高い確率で妊娠するため、猫はすぐに増えてしまいます。2022年度は全国で11,718匹もの猫が殺処分されています。殺処分されてしまう猫の数を減らすためには、不妊・去勢手術を行い、飼い主のいない不幸な命を増やさないことが重要です。また、早期に不妊・去勢手術を行うことにより、卵巣や子宮、前立腺等の病気の予防効果も期待できます。

(4)室内飼いでも首輪や名札をつけましょう

普段、屋内で飼われている猫でも、不意に屋外に出てしまうことがあります。首輪をつけていない猫が、屋外で迷子になると、その猫を知らない人にとっては、のら猫と区別がつかなくなります。突然の災害時には、迷子探しにも役立ちますので、マイクロチップの装着や普段から首輪や名札はつけておくようにしましょう。

  • 屋外で首輪が木の枝に引っかかる等、首輪によっては万が一の際に、猫の生命にとって重大な事故につながることもあります。あえて取れやすくできている首輪も市販されていますので、利用をおすすめしますが、猫の健康のためにも、猫は安全な屋内で飼うようにしましょう。

(5)人に危害を加えてしまったときは必要な処置を行いましょう

何かの拍子に人を噛んでしまったり、怪我をさせてしまった場合には誠意ある対応を心がけましょう。
相手の方には必要な医療を案内するとともに、飼い主は24時間以内に事故発生届出書を市に提出する義務があります。
まずは市までご連絡をお願いします。

ペットのニーズをみたすことも大切です

ペットの思い通りにさせていると、ペットにとっては悪気はなくても、人間社会では迷惑になってしまうこともあります。しかしながら、ペットが求める最低限のニーズを満たせないと、ペットにも不満がたまり、やがて問題行動に発展してしまうこともあります。ペットのニーズを満たしながら、人間社会の中で暮らしていくために必要なしつけも行うなど、適切な管理をして、ペットの立場になって考えながら、お互いに暮らしやすい関係を築いていくことが大切です。

ペットが求める5つのニーズ

  • 適切な環境
    温度・湿度、設備、用具等、動物にとって不快にならない生活環境を用意しましょう。
  • 適切な給餌
    健康維持のために必要な食餌と水を与えましょう。
  • 通常の行動パターンをとらせること
    各動物の本能・習性にあった自然な行動が行えるようにしましょう。犬が散歩等で十分に運動ができないと、ストレスやむだぼえの原因となることがあります。大型犬や運動量の多い犬は、ドッグランの利用も検討しましょう。
  • 他の動物とのかかわり方に注意すること
    動物の習性や性格に応じて、群れあるいは単独で飼育しましょう。性格によってはドッグラン等、犬がたくさんいる場所を嫌がる犬もいます。
  • 痛み、苦痛、外傷や病気から守られること
    ケガや病気から守り、病気の場合には十分な獣医療を受けさせましょう。また、恐怖や精神的な苦痛(不安)を与えないようにしましょう。

動物の遺棄・虐待は犯罪です

  • 愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、5年以下の懲役又は500万円以下の罰金に処されます。
  • 愛護動物を虐待した者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処されます。
  • 愛護動物を遺棄した者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処されます。

※愛護動物とは、牛、馬、豚、めん羊、やぎ、犬、ねこ、いえうさぎ、鶏、いえばと、あひる、その他人が飼っている哺乳類、鳥類、爬虫類をいいます。

関連情報

このページの担当課へのお問い合わせ
保健所 生活衛生課 愛護動物係

電話:042-722-6727

ファックス:042-722-3249

WEBでのお問い合わせ