結核とは
結核について
結核ってどんな病気?
公益財団法人結核予防会 シールぼうや
結核とは、結核菌が体の中に入ることによって起こる病気です。約9割が肺結核です。ただし、血液やリンパの流れにのって骨や腎臓、皮膚などに病気が起こることもあります。
結核患者さんが咳やくしゃみをすると飛沫(しぶき)と一緒に周囲に結核菌が飛散します。それを周囲の人が吸い込むことによって感染します。発病するとはじめは、咳、痰、発熱等の症状が出ますが、風邪の症状に似ているため、発見が遅れることがあります。2週間以上の咳が続いたら、医療機関を受診しましょう。
症状
肺結核は最初のうちは症状がほとんどありません。病気が進行すると、咳、痰の症状がでます。風邪の症状に似ているため、症状が出始めてからも結核になったことに気付かずに、結核の発見が遅れることもあります。2週間以上続く咳、痰、発熱は、結核の注意症状です。
感染経路について
結核患者さんの飛沫には、結核菌が含まれていることがあります。咳やくしゃみをすると飛沫(しぶき)と一緒に周囲に結核菌が拡散します。それを周囲の人が吸い込むことにより感染します。
結核は「過去の病気」ではありません
現在でも、毎年全国で1万人以上、東京都でも約1200人の方が新たに結核を発病しています。特に最近では高齢者の患者さんの割合が年々高まっていますが、東京都では、20歳代及び30歳代の若い世代の患者さんの割合が他県に比べて高く、若い人にとっても注意が必要です。
結核に「感染すること」と「発病すること」は違います
公益財団法人結核予防会 シールぼうや
多くの場合は、結核菌が体の中に入っても、体の持つ抵抗力により追い出されてしまいます。しかし、結核菌が追い出されず、体内に入り込むと、この状態を「感染」といいます。やがて結核菌が体で活動し始めると、病巣ができ、咳、痰、発熱等の症状が現れます。ただし、感染した人が全員発病するわけではありません。一般的には感染した10人のうち、結核を発病するのは1人か2人といわれています。
結核を早期発見するために
結核の発病を早期発見するためも、年1回の定期健康診断(胸部エックス線検査)を受けましょう。
気になる症状が出たときは、健診を待たずに医療機関を受診しましょう。
町田市の成人健康診査の案内です。
町田市の肺がん検診(胸部エックス線検査)の案内です。
東京都で実施している、無料の結核健診(胸部エックス線検査)の案内です。
- 健診の機会がない方は、ご相談ください。
東京都および町田市における結核の発生状況
東京都および町田市における、各年(1月~12月)の結核の発生状況をまとめたものが掲載されています。
結核に関する外部リンク集
医療機関向け情報
このページの担当課へのお問い合わせ
保健所 保健予防課 感染症対策係
電話:042-722-0626
ファックス:050-3161-8634