カワセミ通信197（2023年10月）

この夏の「猛暑」も収まり、朝夕、めっきり涼しくなりました。9月の暑さのせいか、ヒガンバナもやや遅れて開花しました。キンモクセイは、例年、9月下旬から咲くのですが、10月上旬になってもまだ、あのかぐわしい香りに出会いません。気温が下がらないと咲かない花のようで、9月がよほど暑かったせいなのかもしれません。
それでも、モズの高鳴きは始まりました。シジュウカラ、エナガそしてコゲラの混群が見られるようになりました。散歩の途中、頂上付近にうっすらと雪をかぶった富士山を望むことができました。季節の移ろいを実感しました。
さて、先月16日に、忠生スポーツ公園がオープンしました。この公園は、旧清掃工場の焼却灰を埋め立てていた「最終処分場（池の辺地区）」の跡地に整備されたものです。
オープニングイベントでは、熱気球の搭乗体験、日本大学第三高等学校吹奏楽部による演奏、スポーツ体験、レクリエーションなど多くのイベントのほかキッチンカーなども出ていました。
芝生広場の周囲は1周500mのジョギングコースで、3人制バスケットボールコートや壁打ちテニスの施設もあります。また、子ども向けの大型複合遊具もあり、オープンからだいぶ日が経っていますが、この公園では毎日、それこそ日が暮れてまっ暗になるまで多くの子どもたちが遊んでいます。
昨年、町田市バイオエネルギーセンター（愛称：バイエネ君）が稼働開始し、温浴施設もオープンしました。忠生スポーツ公園は、周辺地域の子どもたちにとっては、待望の施設です。各施設の開設まで、十数年間、周辺地域の町内会・自治会をはじめ、市民の皆さんとの協議、話し合いは数百回に及んでいます。改めて、市民の皆さんのご理解とご協力に感謝します。