カワセミ通信199(2023年12月)

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更新日:2023年12月15日

冬になり、空気が澄んできました。青空のもと、雪をかぶった南アルプス北岳が丹沢山塊の向こうに遠望できるようになりました。先月、旅行先で求めた、百目柿という名の柿をベランダにつるしています。
広袴不動尊の大イチョウもすっかり黄葉し、境内にその葉が舞い落ちています。空の高みをツグミの群れが渡っていくのを見かけるようになりました。春、公園の芝地などで北の繁殖地に帰る群れをよく見かけますが、晩秋の、渡ってきた群れを見ることはあまりありませんでした。
さて、先月末に大蔵町の子どもセンターつるっこで「若者が市長と語る会」がありました。参加者は、中学生、高校生そして大学生で、10人ほどでした。「町田市は10年後、20年後どうなっていてほしいか」などをテーマに意見交換をしました。
今どきの若い人は、というのも変ですが、参加者各人それぞれ、個性的で、例えば、「好きなアーティスト」といってもみんなバラバラで、生活スタイルも活動分野も多様です。その中で、中学生と大学生が普通に会話できているのも驚きでした。
町田市議会12月定例会では、新しい条例案「町田市子どもにやさしいまち条例」が議論されています。子どもの権利の保障を規定するのは勿論もちろんですが、子どもの個性の尊重、多様な生き方をみんなが支えることなどを求めています。
条例案の策定過程では、「町田市子ども・子育て会議」を始め、多くの皆さんに加わっていただきましたが、特に、この条例の各条項に先立つ、「前文」の表現については、中学生、高校生、大学生にも意見を聴きながらまとめています。議決されれば、来年5月5日のこどもの日が条例施行日になります。市民のみんなが、子どもにやさしいまちの実現にともに努力をしていくまちになることを願っています。

若者が市長と語る会(子どもセンターつるっこ)の写真若者が市長と語る会(子どもセンターつるっこ)

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